245大切な口腔ケア 6-②

歯があると良いことあるの?

 前回、口腔ケアが全身の健康へ強い支援となる可能性をお話ししました。そこで今回は、歯の存在について少し考えてみたいと思います。
 口の中には親知らず4本をふくめて合計32本の歯があります。自分の歯の数を知らなくても、「80歳に20本の歯を保って元気印でいきましょう」という8020(はちまるにーまる)運動をご存知の方は多いと思います。
 国内の調査で、歯の多い人は歯が少なく放置している人に比べて『認知症になりにくい』『要介護認定を受けにくい』『転倒しにくい』ということが明らかになっています。
 では、どんな歯でも良いのか? というとその答えはノーです。むし歯や歯周病の歯を放置しておくとうまく「かむ」ことができません。高齢になると歯ぐきが痩せて根にむし歯ができやすくなります。あまり痛みがないのですが、歯をぐるりと囲むように進行するために歯が折れる原因などになり、適切なかみ合わせが保てなくなります。健康の維持にかみ合わせはとても重要です。例えば、歯が少ない場合でも、適切な入れ歯の装着をすることによって、歯が多くある人と同様に健康であることが解っています。是非とも歯科医院を受診して健康の第一歩を踏み出して下さい。(続く)
 日本大学松戸歯学部 特殊歯科 専任講師 遠藤眞美

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