231 大切な口腔ケア 6-①

口の『乾き』と『渇き』?
ドライマウスの改善へ


 
 最近、ドライマウスで来院される方が増えています。日本語に直すと「口のかわき」。来院の経緯は様々で、明らかに口がかわいていると感じている方もいれば、入れ歯が合わなくてかかりつけの歯科医師から原因はドライマウスと指摘を受けた方、味が変化したので耳鼻科を受診したらドライマウスが原因と言われて当院受診となった方など様々です。
<br> 多くの方が自覚後、どうにかご自身で対応しようと工夫されてから来院します。最も多い対応策が、『水をたくさん飲む!』。近年、健康維持に水を多く飲もうという風潮があるためか水を飲んでドライマウスを改善しようとするようです。 しかし、「口のかわき」には2種類の乾きがあり、水を飲んだからといって改善しません。というのも、本来、水を飲みたいという状態は脳が体の電解質のアンバランスに気付いて『喉が渇いている(口渇)』と指令を出す脱水状態です。従って飲水によって解決するのは喉の渇きなのです。義歯の適合不良や、味覚の変化の原因となったドライマウスは『口が乾いた』状態であり、体は脱水状態ではないのです。従って水を飲んだところで解決しません。
<br> 次回から詳しく連載していきますが、原因によっては多量の飲水によって一層、口が乾く場合もあります。(続く)


日本大学松戸歯学部   特殊歯科 専任講師 遠藤眞美

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