ふなちゃんの音楽ジャングル

VOL . 166 素敵なギターの弾き語りでも聴こうよ 

Together At Last /Jeff Tweedy

 
 シカゴを拠点に活動するロックバンドで、アメリカのポストロック・シーンの代表格といわれるウィルコ。そのカリスマ的なフロントマンのジェフ・トゥイーディーがソロアルバムを発表しました。ウィルコをはじめとする彼の選りすぐりの名曲を、アコースティックに奏でるという素敵なアルバムです。
 ウィルコは、2003年に真冬のロック・フェス(幕張メッセで催された「マジック・ロック・アウト」)に出演するために初来日しています。そして、翌年に発表したアルバム『ゴースト・イズ・ボーン』は、グラミー賞の最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバムと最優秀パッケージ・レコーディングの2部門を受賞。プロデューサーは、アメリカのポストロック・シーンの牽引車としても名高いシム・オルークでした。2011年には、フジロック・フェスティバルに参加し、ホライト・ステージのトリを飾っています。かのローリング・ストーン誌は、ウィルコについて、「常に大きな関心をひくアメリカのバンドのひとつ」「アメリカ最高峰のロックの印象派」などと讃えています。
 実は、ジェフ・トゥイーディーは以前にソロアルバムを作ろうとしたことがあります。でもそれは結局、息子のスペンサーとのデュオ・ユニット「トゥイーディ」名義のアルバムとなりました。スペンサーは、ドラマーでもあり、映像監督やカメラマンなどをこなすマルチ・アーティストです。そして、この親子ユニットのトゥイーディーは、去年の3月に来日も果たしています。このときは、かつてのプロデューサー、ジム・オルークと、ウィルコのドラマー、グレン・コッチェもステージに登場して喝采を浴びました。
 そんなジェフ・トゥイーディーのソロアルバムは、『Loft Acoustic Sessions』と題された回顧的なシリーズの第1弾作品だそうです。これはもう、次も期待しちゃいますよ!! 【ふなちゃんの豆知識】
 ポストロックとは、使う人によって違いますが、現状では、変わった音を含んでいるロックであればそう呼ぶようです。他にも、インディーズシーンから火がつき、規制のロックスタイルに括りきれないオルタナティヴ・ロック(オルタナ系)ということばもありますが、あまり惑わされないようにしましょう。


船守秀一(音楽プロデューサー・http://www2.odn.ne.jp/obbligato/)

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