ふなちゃんの音楽ジャングル

VOL . 179 トム・ミッシュ

Geography/Tom Misch

 常に時代の先端をいく新たな才能を生んできたロンドンにおいて、今、一心に期待を集める新鋭、トム・ミッシュ。セルフリリース作品が既に驚異的なストリーミング再生数を記録中であり、昨年は公式デビュー前にもかかわらず、UK、ヨーロッパ、USツアーを軒並みソールドアウトさせました。今年になって、待望のデビュー・アルバム『Geography』をリリースし、カルフォルニア州の砂漠地帯で毎年開催される“コーチェラ・フェスティバル2018"(今年は X Japanも参加)にも出演しました。さらには、8月18日と19日に、東京(ZOZOマリンスタジアムと幕張メッセ)と大阪で開催される“サマーソニック2018"にも出演する予定で、みなさんがこれを読んでいる頃には日本でも大きな話題になっていることでしょう。
 先行公開曲「Movie」のPVは、トムのお爺ちゃんが1945年に撮影したモノクロ映像がフィーチャーされていたり、実の妹が出演していたり、アルバムのアートワークはお母さんが手がけていたりと、微笑ましさも人一倍なんですが、イントロから出て来る、20歳とは思えないクールなギター・プレイと、それに続いて登場する甘い歌声にすっかりノックアウトされてしまいました。アルバムには、さりげなくスティーヴィー・ワンダーの「可愛いアイシャ」を奏でていたりするのも心憎いところです。
 日本の各音楽雑誌も賞賛していて、「気負わずスッと体に入ってくるポップスとしての敷居の低い心地よさと、掘ろうと思えばどこまでも掘って音楽的発見を見出すことができる楽しさと、両者兼ね備えた逸品」(MUSICA)であると褒めたり、「ソロに転身した頃のスティングに共通するような才能と、ジャック・ジョンソンのデビュー時のようなセンスの良さを感じる。間違いなくこの夏はトムの季節になるだろう」(rockin'on)とワクワクするような予想をしています。暑かった今年の夏の終わりに、若干20歳の天才によるクールなサウンドをぜひどうぞ!!


船守秀一(音楽プロデューサー・http://www2.odn.ne.jp/obbligato/)

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