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朝日新聞柏支局長のコラム

ラグビー

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が9月20日に開幕する。注目は大会3連覇を狙うニュージーランド(NZ)代表。オールブラックスの愛称で知られる世界の強豪が、大会直前に柏市で事前キャンプを実施する。
 ところが、このラグビーW杯。盛り上がりに欠けているという声をよく耳にする。以前、友人に日本でラグビーのW杯が開かれることを知っているかと聞いたら、「知らない」と寂しい答えが返ってきた。
 例えば、サッカーと比較した場合、日本では明らかに人気も競技人口もサッカーが上。とはいえ、ラグビーW杯は世界が注目する大会だ。NZ代表が柏市にやって来るなんて、素直にすごいと思う。サッカーで言えば、ブラジル代表が来るようなものだから。
 市内ではNZ代表のチームカラーである黒色のラッピングバスが走っている。市が市民に周知しようと、路線バス会社に依頼し、事前キャンプ実施をPRしている。これまでNZラグビー協会が市内で子どもたちを指導するクリニックも開催した。若手店主らが結成した柏駅近くの商店会は、盛り上げようとNZ代表にちなんだポロシャツを作った。果たして市民にどれだけ伝わっているのか。
 一番気になっているのは、W杯のその後だ。NZ代表が来ることによる「財産」を市民にどう残すのか。盛り上がるだけでは未来につながらない。

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