れすか句会

主題「鳥」

一席
国後も択捉も見ゆエトピリカ
(松戸市)夢野 うらら

次席
鳥帰る北に楽土のあるらしく
(流山市)山田 良光

三席
鳥声の土中まで染む青田かな
(我孫子市)小林 菊江


【選評】
一席の「国後(クナシリ)も」の句の「エトピリカ」はアイヌ語で海鳥の意。常に海上で暮らしているという。アイヌ民族からすれば、領土問題は一笑に付すものだろう。鳥瞰的なダイナミックな景観が歴史をも俯瞰しているようで、見事だ。次席の「鳥帰る」の句は「鳥帰る」の実と「楽土」の虚の往還がいい。「楽土」は自然に対する人の思いも表している。三席の「鳥声の」の句は空から降る「鳥声」が「青田」の「青」をいっそう際立たせている。

【募集】
8月の主題は「草原」。「遠ざかる牧童大草原は海 山根 ひとみ」7月26日(金)必着。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1―4―19―3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。

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