命のバトン142 農文化を食卓に

「オビシャ」の謎に迫る

 県内で盛んな「オビシャ」は、的に矢を射って五穀豊穣、家内安全を祈るだけでなく、年初を仲間と祝い、楽しむなど色々あるようだ。各地で「オビシャ文書」が見つかり、江戸時代から連綿と続く歴史が少しずつ明らかになってきた。
 野田市にある県立関宿城博物館は企画展「オビシャはつづくよ400年~年のはじめの村まつり~」を12月1日まで開催中だ。毎年交代で行事を仕切る「頭屋」(とうや)が引き継ぐ「オビシャ文書」をひもとき、成立から変遷を豊富な展示資料で解説する。
 弓射行事は南房総市では「御神的」(オマト)、北関東では「弓取り・弓引き」とも。近畿では「結鎮」(けちん)、中国・四国・九州では「百手」(ももて)などと呼ばれる。意外なことに千葉県内では、弓射しないものが6割を占めるという。
 同館の榎美香・主任上席研究員は「400年前から工夫を凝らし、今も引き継ぎながら、続いていることを感じてほしい」と話している。

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