命のバトン150  農文化を食卓に

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我孫子から和菓子文化を
疫病撃退願うかわいい「アマビエ」

 我孫子市で50年続く「菓子工房 福一」(TEL04・7188・0160)は地域で唯一、手作り餡の和菓子店だ。2代目店主の池田尚史さん(54)は「和菓子を通じて我孫子の名を全国に広めたい」と地元密着の菓子作りに力を入れる。
 餡は北海道十勝産、京都丹波産の豆を使う。「豆の風味を生かし、適度な甘みのあっさり味」を目指し、銅鍋で灰汁を取りながらじっくり時間をかけて炊く。
 白樺派の文豪イメージの「文学焼」、手賀沼の水紋に見立てた餡を包む「手賀しぐれ」、洋風和菓子「あびこの散歩道」……。店頭に地元にちなんだ菓子が並ぶ。
 コロナ禍の中、疫病予防にご利益があるという、鋭い口ばしの半人半魚の妖怪「アマビエ」も登場し、話題になった。
 国家資格の和菓子1級技能士で「千葉県の名工」の池田さん。工房では長男(24)と、埼玉県で4代続く和菓子店の後継者男性(23)が修業中だ。池田さんは「練る、こねる、蒸す、焼くができないと応用が利かない。自分が培ってきたものを次の世代に伝えたい」という。

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