命のバトン129  農文化を食卓に

食と地域との「縁」 学ぶ船橋の小学生

34年続く米作り体験

 船橋市立高根小学校(黒川浩校長、児童153人)で、今年も全校児童の米作り体験があった。1884(明治17)年創立の同校が100周年を迎えた1984(昭和59)年から34年続けている伝統行事だ。
 学校近くに農家から借りた田んぼ1反(10アール)に農家でもある保護者の協力を得てもち米を作付けする。春の田植えから夏の草取り、秋の稲刈りをする。11月の収穫祭では餅つきをして食べる。
 黒川校長によると、米作りを通じて地域との「縁」、「食」の大切さ、下級生を世話する「心」を育てる狙いだ。
 9月10日にあった稲刈りは、下級生と上級生が2人一組のペアになって仲良く鎌を使って収穫した。
 米作りを指導する農家の野瀬元隆さんは6年生の次女の保護者。「子どもたちには、食料を作る大変さを知って、なんでも残さずに食べてほしい」
 市内ではニンジンや小松菜などの畑作は盛んだが、同学区をはじめ、市内全域で田んぼが急激に少なくなっている。黒川校長は「どこでもできる体験ではない。教育効果が高いので、ずっと続けていきたい」と話している。

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