命のバトン148 農文化を食卓に

親子代々取り組む土づくり

 小カブ産地の柏市高田にある「柏染谷農園」で、染谷健市さん(67)、康之さん(41)親子が出荷作業に追われている。大きさによって3~5株に分けて束ね、水洗いして土を落とす。1日1300束(約1㌧)をJAちば東葛に出す。
 県内は収穫量約3.4万㌧(2018年)で全国トップ。柏市は1.5万㌧(06年)で全国1だ。歴史は諸説あるが、東京下町で作る漬物用として「金町小かぶ」が大正期に江戸川を越え、開墾地だった市内豊四季地区で栽培され、広まった説が有力だ。
 同農園は高田地区の住宅街に点在する畑が計1.5㌶。祖父光男さん(故人)を初代に3代目の康之さんは、都内でフランス料理の修業中の25歳の時「やりたいことが出来る」と後継者に転じた。
 「化学肥料でない有機肥料にこだわり、畑によって違う土質にあった土づくりをしている」
 康之さんの小カブが山盛りの農産物直売所「かしわで」の売り場。茎を5㌢ほど残し、くし形切りにして揚げる天ぷらがおすすめ料理として掲示されていた。

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