命のバトン145 農文化を食卓に

農家の努力で松戸産が定着

 国産レモンといえば広島、愛媛など温暖な瀬戸内産が中心だが、松戸産も定着しつつある。農家の苦労が実り、直売所や大手スーパーにも並ぶようになった。
 松戸市の「鵜殿シトラスファーム」経営、鵜殿敏弘さん(67)が生産する。20数年前、家族が営んでいた園芸店で売れ残りの鉢植えレモン3本を育て始めたのがきっかけだった。
 挿し木で増やそうとするが、寒さに弱いため、何度も枯れてしまった。試行錯誤を繰り返しているうちに「マイヤーレモン」という品種が合うことがわかった。
 一般的なレモンに比べ、オレンジ色がかり、丸っこい。味は酸味が少なくまろやかで、レモンほどはすっぱくない。
 畑が新松戸なので「新松戸レモン」と名づけ、8年前から住宅街の傾斜地など8か所、計8千平方㍍の500本で年3㌧を生産する。防カビ剤、ワックスを使わないため、皮まで食べられるという。
 鵜殿さんは「松戸産レモンをもっと知ってもらい、ライムやブラッドオレンジなども作っていきたい」と意欲的だ。

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