81年前に原爆が投下された被爆地を訪れ、核兵器の恐ろしさ、平和の尊さを学ぶ松戸市の「平和大使」が、長崎市へ派遣された。参加した中学生22人は、平和のために自分たちができることを、考え始めた。
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同市は2008年度から長崎へ「平和大使」を派遣しており、今年は8月7日から訪問した。9日の平和祈念式典にも参列し、10日には松戸市役所で松戸隆政市長らに自分たちが体験したことを報告した。
原爆資料館では、熱線でボロボロになった服や原爆が投下された11時2分で止まっている時計、被爆者が描いた水を求める人々や親子の死体の絵にショックを受けた。「見るだけで心が痛くなった」「原爆の被害は、教科書に書かれた過去の出来事ではない」。それぞれが強く感じた。
被爆者からも「忘れようとしても忘れられない」体験を直接聴いた。「自分たちは被爆者の話を聞ける最後の世代」「戦争は体も傷つけるが、心にも一生の深い傷を残す」と、その言葉を胸に刻んだ。
和名ケ谷中2年の木村衣里さんは、平和祈念像から 「被爆者の願い、叫びが伝わってきた」と話す。「平和の大切さを、今はまだ身近な人にしか伝えることができないが、大人になってできることの幅が広がったら、もっと多くの人に伝えたい」

