松戸市は交通空白地域がある東部地区で、8月3日からコミュニティバス「ゆめいろワゴンバス」を実証運行する。ルートは、JR東松戸駅―北総鉄道秋山駅―国分高校を結ぶ「高塚新田コース」。1日10便で、大人の運賃は300円。8月末までは無料となる。
ワゴンバスは乗車人数8人。バスは、松戸駅近くをスタートし、秋山駅、髙田新田集会所などを通り、国分高校で折り返し、同じルートで戻って来る。距離は12.4㌔で、往復約45分。運行は平日のみで、1日10便。東松戸支所そばの「ベルクスファインシティ東松戸店」停留所を毎正時に出発する。

運賃は大人(中学生以上)300円、小学生と障がい者、介助者は150円、未就学児は無料。
実証運行という位置づけで、期間は2年間。この間に本格運行できるかを見極めるという。市交通政策課によると、本格運行の条件は収支比率40%以上で、そのためには1日の乗車人数は平均で66人以上が必要という。バスの運行は、市が京成タクシーウエストに委託する。
同市のコミュニティバスとしては、今回が2路線目で、2020年からは中和倉コースが運行されている。
高塚新田コースの運行開始前日となる8月2日には、東松戸中央公園でセレモニーも開かれた。挨拶に立った「東部地区にコミュニティバスを走らせる会」の石井敬治会長は「様々なルート案があったが、病院や買い物、公共施設を結ぶこのルートに決まった。ルート上には、高齢化が進む住宅地も多く、多くの方に使ってもらいたい」と期待した。
ワゴンバスのラッピングをデザインしたのは、県立松戸高校芸術科を今春卒業した川村知奈さん。川村さんは「松戸は緑が多く、住宅地と緑が重なり、温かみを感じる街。そのイメージをデザインにした」と話す。自身も高校時代、コミュニティバスを利用し、地域の人から声を掛けられたことがあり「このバスが、地域をつなぎ、人と人とをつないで欲しい」と話していた。

