ずっとつらかったんだね――。独りで悩んでいる子どもに寄り添うアニメショート動画「よりそうアビビ」が、我孫子市の公式ユーチューブで公開された。夏休み明けに多い子どもの自殺を防ごうと、「よかったら話を聞くよ」と、静かにメッセージを送る。8月末まで、毎週火曜日に動画を配信する。
ショート動画に登場するのは魔法使いのアビビとネズミのタロウ。手賀沼公園を散歩する2人は、悩みを抱える子ども、子育てに悩むその親に出会う。それぞれの話を聴き、そのつらさを一緒に受け止めながら……。
登場人物はオリジナルキャラクターで、制作を担当したのは同市在住のシンガーソングライター、悠々ホルンさん(39)。悠々さんは小学校と中学校の時に自殺未遂をしたことがある。その経験に基づいて作られた楽曲を通じ、今では多くの子どもたちがメールや手紙を寄せる。「自分から悩みを打ち明けることができる子どもは、ほんの一部。周りから声を掛けてもらって初めて話すことができ、命を絶たなかった、気持ちが楽になった、という子どもがほとんど」と話す。その思いを、市社会福祉課の担当者と話し合いながら動画をつくった。
「よりそうアビビ」の第1話「明日なんて来なくていいのに」は7月28日に配信。2話の「SNS見るたびに落ち込む」以降は毎週火曜日の午後3時に配信する。最終回の第5話「私、親失格かも」は8月25日の配信を予定する。1本1分20~30秒で、第5話は2分30秒ほど。動画の最後に、我孫子市のHPにある相談窓口のページを紹介する。
「この動画で、子どもたちの気持ちが少しでも楽になる手助けができれば」と悠々さん。さらにもう一つ、思いがある。「身近な人の声掛けが、救いにつながる。悩みを持つ子どもに声を掛けてくれる人が増えてくれればうれしい」
我孫子市HPの「こころの相談窓口情報」ページのリンクは次の通り。こころの相談窓口情報:我孫子市公式ウェブサイト

