松戸・常盤平一小、新入生受け入れ停止へ 今春の1年生1人、地域全体の再編視野

 松戸市教育委員会は4月22日、市立常盤平第一小学校の来年度以降の新入学児童受け入れ停止の方針を発表した。同校の児童数は年々減少し、今春の1年生は1人、全校児童も30人となっている。市教委は今後、隣接する小中学校も含めた地域全体の教育環境再編に取り組みたい考えで、来年度末までに地域住民の意見も聞きながら計画をまとめたいという。

 同小は、1960年に創立、1971年には1612人が在籍していた。当時は、「東洋一のマンモス団地」と言われた常盤平団地の子どもたちが通っていたが、団地住民の高齢化が進み、児童数は減少。2021年には96人と100人を切り、今春は30人と5年間で3分の1になった。

 近くには、直線で600~700㍍の距離に常盤平第二小、常盤平第三小があり、近年では一小学区に住む新1年生が隣接校に入学するケースもでているという。今年度は、一小学区の新1年生は23人だったが、同小へ入学したのは1人だけだった。

 市は昨年度策定した教育振興基本計画にのっとり、今年度から市内の地区ごとに教育環境整備方針を作る計画で、常盤平地区でも方針策定を予定していた。しかし、今春の1年生が1人だったことから、地区の整備方針策定を待たず、常盤平一小について、先行して来年度以降の新入生受け入れ停止の方針を決めた。波田寿一教育長は「子どもがいないから統廃合するのではなく、地域の学校の再編成ととらえている。そこで一番いい形をつくっていくための第一歩としたい」と説明した。

 常盤平一小への新入生受け入れ停止については、今夏に学区審議会を開催し、学区変更を諮問する。学区が変更されても、現在の在学児童は常盤平一小に通学できる。一方で、常盤平地域の教育環境整備方針を策定するため、地域住民から意見を聴くなどしていきたいとしている。

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