開智国際大学(柏市)を運営する学校法人開智学園と、東京福祉大学(東京・池袋など)を運営する学校法人茶屋四郎次郎記念学園は、6月30日、東京都内で記者発表会を開き、来年4月に両大学を統合し「開智大学」を開学することを発表した。AI時代に求められる学びをベースにした教育に取り組むという。

開智国際大学は、柏市にあった日本橋学館大学を前身に、2015年にスタート。現在は教育学部、国際教養学部の2学部で780人(5月1日現在)が学ぶ。一方の東京福祉大学は東京の池袋と王子、群馬県伊勢崎市、名古屋市にキャンパスがあり、心理、社会福祉、教育、保育児童の4学部と大学院に4634人(同)が在籍する。
東京福祉大学は、元理事長を巡る問題で学内が混乱。開智学園が再建を担う形で新しい大学が誕生することになった。
新大学の開学は来年4月を予定し、文科省へ認可を申請中。大学本部は池袋キャンパスで、池袋、王子、伊勢崎、柏の4キャンパス制にする。柏の教育学部は、教育人間学部に名称を変え、これまでと同じように、教員志望だけでなく公務員志望の学生の学びにも対応する。国際教養学部は現行のまま。
各キャンパスは、それぞれのキャンパス内だけで履修は可能だが、他キャンパスの授業もWEBで受けることができるようにすることも検討している。
新大学が力を入れるのは、AI時代の学び。青木徹・開智学園理事長はこの日、「AIの時代に人間が必要な学び、問いを立てる力や創造的発想力などを育てることに取り組んでいく」と話した。そのために、30人程度の少人数による授業やフィールドワーク、実習にも注力するという。
また新大学は2028年度に情報工学系、2029年度に建築・デザイン系の学科の設置を計画しており、理系学科の充実を図るとともに、文系学科でも理系の学びができる環境をつくりたいとしている。



