「小宇宙を編む」テーマに、科学と芸術の丘 松戸で10月23、24日

 松戸市で国際フェスティバル「科学と芸術の丘」が、10月24、25日、戸定邸などで開かれる。科学を五感で感じられる展示やワークショップなど、多彩な催しが繰り広げられる。

 市民でつくる実行委員会と松戸市が主催。今年のテーマは「小宇宙を編む」。微生物や個人の感覚など、すぐには見えないものの断片をつなぎ、新たな小宇宙を編むことに焦点を当てた。

 主会場の戸定邸は、最後の将軍・徳川慶喜の実弟、徳川昭武が暮らした国指定重要文化財。その邸宅を舞台に、スイスと日本の市民が参加し、庭の土壌中の微生物を調べるプロジェクト「The Garden Experiment」の一環として、調査データを絵画のように表現したり、琴の演奏のような音に変換したりする。

穴井佑樹氏の「layers」=Riku Hirota撮影

 ハンガリーを拠点にするグループが開発した、「pHen」という描画ツールを使った展示では、野菜や果物から作ったインクを使い、描きながらpHバランスを調整することで、色に変化を生み出し、松戸のワークショップで描かれた作品も紹介されている。また、一辺1㍍の立方体の枠に糸を張り巡らせ、光を当て、小宇宙のような不思議な空間を作る穴井佑樹氏の「layers」も人々を惹きつけそうだ。

 両日とも、アーティストらによるスペシャルトークや、グループで作品を巡りながら感想を伝えあう「おしゃべり鑑賞会」がある。戸定邸園内の昆虫観察ワークショップや、戸定が丘歴史公園では遅さを競うミニ四駆のイベントも。

 また、両日に市内で開催されるブックマーケット「Harusame Book Fes」(春雨橋親水広場)や、25日に松戸駅周辺で開かれるハロウィンイベントなどとも連携し、スタンプラリーを実施する。

 展示やイベントの詳細は公式HPで。「科学と芸術の丘」のチケットは当日が一般1500円、高・大学生1400円、松戸市民割500円、中学生以下無料。

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