柏の葉へ研究拠点さらに エネルギー開発企業INPEX、2029年4月新設へ

 国内最大規模のエネルギー開発企業INPEX(本社・東京)は8月31日、新たな研究開発拠点を柏市の柏の葉エリアに開設すると発表した。オープンは2029年4月を予定する。既存エネルギーからの転換など、新たな技術開発に取り組むという。

INPEXが柏の葉に計画している研究開発拠点の完成イメージ図=同社提供

 同社は、世界各地で石油・天然ガスなどの探査や開発、生産事業を展開している。昨年の売上高は2兆113億円。

 現在、東京・世田谷に技術研究所を構えているが、これを柏の葉に移転させる。一号近隣公園に隣接する2万5000平方㍍に3階建ての執務・研究棟と2階建ての実験棟を建設する予定。延べ床面積は約1万2000平方㍍になる。

 新たな拠点では、石油・天然ガス開発技術の高度化のほか、二酸化炭素の回収・輸送・地下貯留の技術、水素関連技術などの研究開発を進める。人員も現在の技術研究所の約70人から、100~150人に増員する。

 同社は柏の葉に研究拠点を新設する理由として「大学や企業の研究拠点が集積し、公・民・学が連携して未来の課題に取り組んでいる」ことなどを評価したという。そのうえで「国際的なイノベーションエリアにふさわしい研究開発拠点として整備していく」としている。

 同社の進出について柏市の太田和美市長は「柏の葉で行われる新たな研究が、社会課題の解決に繋がると期待している」とコメントした。

 柏の葉エリアには、研究開発拠点の進出が相次いでいる。今春には、空気圧機器の世界トップシェアを誇る総合メーカー「SMC」の研究開発拠点もオープンした。

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