常盤平一小の新入生停止 7割肯定的、一方で進学希望も アンケート結果公表

 松戸市立常盤平第一小学校(常一小)の新入生受け入れ停止を巡り、松戸市教育委員会が実施していたアンケート結果の速報値が、8月5日、公表された。これから小学校に入学する常盤平地域の保護者へのアンケートでは、受け入れ停止に肯定的な回答が74%を占めたが、同校への入学を希望する回答も5件あった。来春からの受け入れ停止は、7月27日の市学区審議会で事実上決まっていた。

松戸市教委が公表したアンケート結果

 常一小を巡っては、児童が今春の時点で30人(現在は39人)にまで減り、複式学級が導入されたことから、市教委が今年4月、「緊急的に」来春からの新入生受け入れ停止の方針を発表。これに対し保護者らは、「小規模校だからこそ、通える子どもがいる。常一小に通うため、転居してくる家族もいる」と、丁寧な話し合いを求める声を上げたが、7月には受け入れ停止が事実上決まった。

 一方で市教委は、7月に市民アンケートを実施し、この日開かれた市教育委員会会議で、初めて結果を公表した。アンケートは2種類あり、一つは常盤平地域の幼稚園や保育園に通う園児約700人の保護者が対象で、もう一つは無作為抽出した全市の3000人が対象。いずれも、学校の規模や配置についての市の方向性などを尋ねるもので、そのなかで常一小問題についても設問があった。

 常盤平地域のアンケートでは、回答は291件あり、有効回答率は41%。常一小の新入生受け入れ停止については「積極的に進めるべき」「どちらかといえば進めるべき」と肯定的な回答が74%を占め、「どちらかといえば進めるべきではない」「進めるべきではない」と否定的な回答が8%だった。「分からない」は17%。

 一方、入学希望の学校を尋ねる設問では、常一小の学区内のうち12%にあたる4件の回答が常一小への進学を希望していた。また、隣接する常三小の学区でも常一小への入学を希望する回答が1件あった。

 全市アンケートでは、回答が1296人からあり、有効回答率は43%。常一小の新入生受け入れ停止については68%が肯定的で、7%が否定的、22%が「分からない」とした。回答者のうち52%は、受け入れ停止の方針については、アンケートで「今回初めて知った」と答えていた。

 このアンケート結果について、教育委員からは「常一小に入学したいという回答が、少数だがある。どういう意見か、アンケートだけでは分からない。精査する必要があるのでは」「複式学級を望む声も少数だがあった。そういう声も踏まえ、施策を進めなければならないのでは」などの意見が出された。これに対し、波田寿一教育長は「一人ひとりの教育ニーズに適した教育環境を、みなさんで議論していきたい」と答えていた。

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