太陽光で湯を沸かせ! ソーラークッカー大会に32チーム 炊飯・調理にも挑戦

 太陽光だけでお湯を沸かしたり、料理をしたりする東葛エリア第10回ソーラークッカー大会が8月1日、我孫子市の川村学園女子大学で開かれた。東葛エリアやその周辺から、中学生から大人まで計32チームが参加、工夫を凝らした装置で、太陽光を熱エネルギーへと変えていた。

 大会は、地球温暖化の防止や災害時に有効な太陽光の有効活用を啓発しようと、大会実行委員会が毎年開催している。参加者は、200㍉リットルのお湯を沸かす「湯沸いた」部門、お米を3合炊く「炊飯」部門、おいしい料理をつくる「調理」部門のいずれかに挑戦。「湯沸いた」は時間を、「炊飯」「調理」はそのおいしさを競った。

 「湯沸いた」部門に参加した22チームは、パラボラ型や箱型の装置に、アルミホイルやミラーシートを取り付け、200㍉リットルの水を90度まで沸かすことに挑んだ。

 わずか3分10秒で90度を達成し、大会新記録で優勝したのは、麗澤高校通信制科学クラブの「ぼっち・ざ・くっく‼」。3Dプリンターを使ってパラボラのパーツを24個作り、それぞれにミラーシートを貼って、ずれが生じないよう丁寧に組み立てた。「去年は4位だったので、今年は優勝を目指した。結果を出すことができて、うれしい」と3年生のメンバー。

麗澤高校通信制科学クラブの「ぼっち・ざ・くっく‼」のソーラークッカー=我孫子市

 3分30秒と好タイムを打ち立てたのは、流通経済大学付属柏高校科学部の「理論上2分で沸くっカーズ」。こちらも3Dプリンターでパーツを200個作り、同心円状に配置した。「集めた太陽光が一点に集まるように、パーツごとの角度を精密に計算し、配置した。高精度、高性能という目標を達成できてうれしい」と3年の山本夏銘さん。

流通経済大学付属柏高校科学部の「理論上2分で沸くっカーズ」のソーラークッカー

 このほかにも、たらいにミラーシートを貼り、中の空気を抜くことで凹面を作ったり、災害時の避難所にあるものだけで組み立てることができるソーラークッカーを作ったり、参加チームは様々な工夫を凝らしていた。

 また「調理」部門では、火の通りが早く栄養バランスもいい野菜スープを作るチームや、ちまきに挑戦するチームもあり、それぞれが楽しそうに料理に取り組んでいた。

ソーラークッカーで調理する参加チーム

 炊飯部門の優勝は野田市立第一中学校の「野田一中B」、調理部門の優勝はちまきを作った「清水高校化学研究部」だった。

 11月29日には、全国大会が柏市の麗澤大学で開催される。

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