
「子どもたちに落語に親しんでもらおう」と、流山落語同好会(佐藤至廣会長)による「キッズ落語入門会」が夏休みの8月6日、同市初石公民館で開催され、小中学生18人が初めての落語に挑戦した。
同会は笑いの力で地域の皆さんに元気になってもらいたいと2019年に発足。年25回の出前落語を中心に素人落語家7人で活動。キッズ入門会は初の試みだ。
「皆さんは可能性が無限大! ユーモアを磨いて友だちと仲良くなってもらいたい」と同会会長の呑気亭喜楽の挨拶からスタートし、扇子と手ぬぐいの使い方から基本を伝授。伊太利家ぱす太と泉家ゆうもあによる落語『 猫と金魚 』 、『 寿限無 』が上演されると、子どもたちは大笑い。続いて子どもたちの出番だ。一人ずつ高座に上り、小噺と早口言葉にチャレンジ。緊張しながらも扇子を前におじぎをし「 生麦生米生卵 」や、「はとがなんか落っことしたよ」「ふーん」と小噺を堂々と披露。
参加した4年生の香川空良さんは「すごくおもしろかった。テレビでしか落語を見たことがなかったので、目の前で見ることができて嬉しかった」と大満足。喜楽さんは「実際に高座に上ることで少しでも達成感をと思いました。子どもたちの発表の場ができるよう活動していきたい」と話した。