
注文住宅などを手掛ける広島建設(本社・柏市)は、創業者の島田裕郷会長のふるさと広島県福山市に総額1千万円を寄付し、紺綬褒章を受章した。企業版ふるさと納税「福山市まち・ひと・しごと創生推進計画」と「西町南公園整備事業」への寄付が評価された。3月17日に同社で褒章受章式があり、福山市の渡邉真悟経済部長から褒状が手渡された。
同市の「西町南公園」は、江戸時代から続く島田会長の自宅跡地の一部が含まれており、今回の寄付には地域への感謝と恩返しの想いが込められたという。渡邉部長は「西町南公園は市民の憩いの場になっています。今後も次世代へ魅力ある街を引き継ぐべく邁進していきます」と感謝した。
島田会長は「福山市から一人上京し、56年前に広島建設を創業した。今回、このような賞をいただくなんて、夢にも思っていなかった。感無量です」と喜ぶ。島田秀貴代表取締役は「西町南公園が市民公園として整備され、大変うれしい。今後も地域の発展に寄与する事業に積極的に取り組み、みなさまへの恩返しを続けてまいります」とあいさつした。