●突き指 ②
Qバスケットボールが指に当たり、指が反ってしまいました。第二関節が痛いです。 (高校1年男子)
今回は、突き指の①マレット指についての治療法、②中節骨剥離骨折についてお話します。
A. ①マレット指の診断はレントゲンを撮ればすぐにわかります。治療は、ほとんどの方が手術をしないで固定し、保存的に治します。ただし固定期間は6週間くらい必要です。腱断裂の場合は、8週間くらい必要になることもあります。剥離骨片が大きいものや脱臼をしている場合は手術が必要です。様々な方法がありますが、いずれも入院せずに外来で行えます。私はワイヤーで固定する方法を行っています。術後は、しっかりとしたリハビリが必要です。(図)

②もう1つの代表的な突き指が第二関節に起こる中節骨剥離骨折です。指を伸ばした状態で指先にボールが当たることで起こります。過伸展といって、無理に指を反らされると、中節骨という指の真ん中の骨が折れることがあります。
これを中節骨剥離骨折と言います。バスケット、バレーに多く見られますが、転倒して指を突いた時にも発生します。症状は第二関節の手の平側の痛みや腫れ、圧痛、内出血です。診断はレントゲンを撮ればわかります。治療は徒手整復といって、引っ張って、折れた骨を正しい位置に戻し、指先から手の平の真ん中くらいまでをギプスで固定します。隣の指と一緒に固定することになります。固定期間は3~4週間くらい必要です。骨が完全にくっつくまで(約2カ月)は、ボールを使ったりはできません。
次回は、突き指での安静期間中についてと対応についてお話します。


