10月19日から始まった日米共同統合演習で、海上自衛隊下総航空基地(柏市、鎌ケ谷市)でもジェット戦闘機による離着陸訓練が行われている。同基地によると、ジェット戦闘機の飛来は初めて。26日には、柏市に対し市民らが「ジェット戦闘機の訓練を受け入れないでほしい」と、申し入れ書を提出した。訓練は29日まで。

日米共同統合演習「キーン・ソード(鋭い剣)」には、自衛隊員約4万5000人、さらに米軍や豪軍なども参加。主に沖縄や九州、四国沖、日本海などで訓練を繰り広げている。航空自衛隊の戦闘機部隊については、茨城県の百里基地を使用できないとの想定の訓練もあり、下総航空基地での離着陸訓練が盛り込まれている。
柏市や鎌ケ谷市などへの防衛省の説明によると、同基地での訓練に参加するのはF-2戦闘機4機とT-4練習機1機。期間中に3日程度を予定し、1日1回最大5機の飛行を計画している。鎌ケ谷市によると13~16日には事前の離着陸訓練が、演習初日の19日には離陸訓練が確認されたという。
防衛省からは事前の説明があり、柏市は担当職員が、鎌ケ谷市は芝田裕美市長名で、それぞれ口頭で安全対策の徹底や騒音低減を求めたという。
一方26日には、柏市内で平和活動をするエナガの会と柏市民憲法連絡会などが共同で、市に対し、日米共同統合演習で下総航空基地を使用しないことや、ジェット戦闘機の訓練を受け入れないことを国に求めるよう、市に申し入れた。参加者の一人は「ジェット戦闘機が低空で飛んできて、ものすごい音だった。怖かった」と訴えていた。

