松戸市立常盤平第一小学校の来春からの新入学児童受け入れ停止方針を巡り、市学区審議会への諮問をとどめるよう求める保護者らの請願が、6月23日の市議会教育環境常任委員会で不採択となった。本会議でも不採択となる見通しが強く、市教委は今夏に学区審議会へ諮問し、即日答申を求める方針だ。

市教委は、同小の児童数が減少、今春の段階で新入学児童が1人、全校児童が30人となり、複式学級を導入せざるをえなくなったとして、4月、「緊急的に学区の変更を検討する」と、来春からの新入学児童受け入れ停止の方針を発表した。児童数はその後、転入生が入ったことで増え、6月23日現在、全校で39人、1年生2人となっている。
これに対し、保護者らでつくる「常一小の子どもの権利を守る会」が、「小規模校だからこそのよさがあり、隣接学区から常一小を選んで通っている児童もいる」として、納得のいく説明をし、市内における小規模校の在り方を示すまで、学区審議会へ諮問しないよう、請願で求めた。
この日の委員会では、同会の相原優子代表が「廃校にするな、とは思っていない」としたうえで、「小規模の常一小だから、これまで不登校などにならず学校で学ぶことができた子どもたちがいる。その子どもたちを、どう守っていくのか、丁寧に議論して欲しい」と訴えた。
審議のなかで市教委は、「4月の発表直後の保護者説明会のほか、6月にも2回、保護者と意見交換会を開いた」「これからの教育環境を整備する責任があり、先送りはできない」などと説明した。
採択の結果、11人の委員のうち請願に賛成したのは4人で、不採択となった。
委員会後、同会のメンバーは口々に「残念」「なぜ急いで来春の新入生受け入れ停止なのか。説明会でも意見交換会でも、納得のいく説明を聞くことができていない」と肩を落としていた。
市教委は今後、常盤平第一小学校の学区の変更を学区審議会に諮問する。開催時期について市教委は「未定」としているが、例年は7月末か8月上旬に開催されている。委員は、市幹部や市内小中学校長、市PTA連絡協議会役員、市町会・自治会連合会役員ら15人で構成されている。

