まちライブラリー、北柏駅北口にオープン 蔵書1万冊、本を通して人が出会う場に

 本を通して人と人が出会う私設図書館「まちライブラリー」が、柏市のJR北柏駅北口の複合商業施設「アクロスプラザ北柏」に4月22日、オープンした。約1万冊ある蔵書から気になる本を借りるもよし、絵本の読み聞かせをするもよし、本を介したイベントを開くもよし。使い方は利用者次第という、可能性が広がるスペースになっている。

 「まちライブラリー@アクロスプラザ北柏」は、北柏駅北口に新たにできた複合商業施設のA棟2階に開設された。広さは約400平方㍍。本棚には文芸書や専門書、写真集、文庫などが並び、靴を脱いでゴロっとできる児童書のコーナーもある。館内のあちこちにテーブルが配置され、コーヒーを飲みながら一息つくこともできる。

 蔵書は、すべて寄贈されたもの。一冊一冊に、元の持ち主のメッセージが書かれた紙が折り込まれている。本を借りた人が、さらに自分の感想を書き足していくことで、本が人と人をつないでいく。また、利用者による様々なイベントも開くことができる。

 このライブラリーは公設ではなく、私設。アクロスプラザを運営する大和ハウスリアルティマネジメントが「商業施設に求められるのは、単に買い物だけではなく、人が集い、つながる場所」(伊藤光博社長)とライブラリーのオーナーとなり、一般社団法人まちライブラリーに運営を委託した。開設時の蔵書は、同法人が都内で運営するまちライブラリーなどのものだが、今後は、北柏の利用者からお勧めの本をメッセージとともに寄贈してもらい、蔵書を増やしていきたいという。

 まちライブラリーは現在、全国に約1300館あり、個人が自宅で開設しているものから、お寺や医療機関、大学などに開設しているものまで、様々な形である。まちライブラリーの提唱者で、同法人代表理事の礒井純充さんは「ここは、自由に、気軽に来ることができる場所。公共図書館とは違うので、どう使っていくかは、使う人たちの工夫次第。おしゃべりしてもいいし、イベントをしてもいい。地域の人たちにとっての『広場』になって欲しい」と期待する。

 ライブラリーの利用は無料。会員(登録料500円)になれば、本を借りることができる。館内ではコーヒーの提供(税込み200円)も。毎週、月、火が休館。

 5月30日には、ライブラリーでやってみたいことを自由に話し合うサポーター会議、6月27日には本をきっかけに人と人が出会う「植本祭」も開催する予定。詳細はまちライブラリー@アクロスプラザ北柏のHPで。

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