スポーツダーツ、野田の高2がW杯へ 福地陸来さん、アジアパシフィックは銅メダル

 スポーツとしてのダーツで、世界を目指す高校生がいる。流山北高校2年生の福地陸来(りく)さん=野田市。昨年11月に台湾であったアジアパシフィック杯ユース部門で銅メダルに輝いた。9月に韓国で開かれるW杯のユース部門への出場も決め、さらなる高みを目指す。
 ダーツとの出会いは2歳の時。家族で訪れた店にあったダーツボード(的)に、父親に抱っこされながらダーツを刺した。3歳にはもう、自分で投げていた。
 中学の部活を引退した中3の7月。誕生日プレゼントとして、ダーツ大会へ初めて参加した。「一人でダーツをしていたので、きちんとルールを学んでみたかった」。大人相手に優勝。「強くなりたい」という思いを強くした。国内大会で活躍してランキングが上がると、あっという間に国際大会の舞台へ。
 ダーツの魅力は「持ち点を減らしてゼロにする一般的なルールのほかにも、様々な対戦ルールがあること。なにより、ブル(ボードの真ん中)を狙って入った時が、気持ちいい」。6月15日には野田市で中高生スポーツダーツ体験会が開かれ、講師も務めた。「ダーツの楽しさを、たくさんの人に知ってもらいたい」

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