
Jリーグ第23節、柏レイソルは7月5日、FC東京とホーム・日立台で対戦し、1―0で勝利を手中に収めた。首位の鹿島アントラーズは川崎フロンターレに1-2で敗れ、レイソルが首位に浮上した。
レイソルはこの日、再三、相手ゴール前にボールを運び、チャンスを作ったが、シュートのタイミングがなかなか合わなかった。均衡が破れたのは後半28分。左サイドからDF小屋松知哉があげた素早いクロスに、MF久保藤次郎が頭で合わせ、ボールはゴールへと吸い込まれた。この日はGK小島亨介の好守も光り、前半、スルーパスに反応したFC東京の長倉幹樹の動きを、ゴール前から果敢に飛び出して阻止するなど、FC東京に決定機を作らせなかった。
リカルド・ロドリゲス監督は試合後の会見で、「前半、FC東京がいいスタートを切り、明確なチャンスをつくることができなかったが、ハーフタイムで修正し、価値ある勝ち点3を取ることができた」と振り返った。そして、首位に立ったことについて「常に首位に立つことを目指し、戦っているので、うれしい。これから、首位を譲ることなく、1試合1試合戦うことが大事だ」と語った。
7月8日から東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会が始まるが、代表メンバーにレイソルから、古賀太陽、細谷真大、垣田裕暉、久保藤次郎の4選手が選ばれ、6日から代表チームに合流する。