旬の枝豆収穫に醤油づくり、地域の「おいしい」五感で体験 キッコーマンが野田でイベント

枝豆を収穫する参加者=野田市

 地域の「食」や「おいしく食べる」ことを知ってもらおうと、キッコーマンは7月5日、野田市で「親子の『食』体験~野田・えだまめ体験編~」を開催、約80人が醤油づくりや枝豆収穫を楽しんだ。
 近隣や東京、神奈川などから集まった親子は、まず野田工場にある「もの知りしょうゆ館」で、醤油の製造工程を見学。
 その後、同市が全国有数の産地となっている枝豆畑へ。子どもたちは、ふかふかの土の上で足を踏ん張り、ねじるようにして根本から抜き取っては、歓声をあげていた。
 最後にしょうゆ館で、醤油づくりを体験。蒸した大豆と炒ってくだいた小麦に麹菌を加え、よく混ぜる作業をしたり、熟成したもろみを袋に入れ、体重をかけて醤油を絞り出したりしたと、実際ににおいをかぎ、色の変化を確かめながら、五感を使って体験していた。
 参加した野田市の小学6年生、柳田春菜さんは「家に帰ったら、普通の醤油と火入れをしていない生醤油をなめ比べしたい」と、興味津々。松戸市の小学3年生、明田幸大さんは「枝豆を土から抜くのは大変で、茎は硬かった。でも、楽しかった」と笑顔を見せていた。

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