0.06秒差をものにし、男子200㍍の中学生チャンピオンになった。我孫子市立湖北中3年の大林煌龍さん。「まだまだ課題がある」。自分の走りの追求は、道半ばだ。

8月21日、山口県であった全中選手権決勝。アップの時から体が軽かった。「これ、いけるかも」。関東大会では21秒69の自己ベストを出し、前日の予選も全体の2位で通過していた。
カーブで抜け出し、後半で加速するタイプ。「焦らず走れば自分のテリトリー」。スタート直後、隣の走者を意識してしまった。体に力が入った。それでも直線に入ると、見える世界は自分のレーンだけに。大接戦でゴールに飛び込んだ。順位が分からぬままトラックを流していると、フィールドにいた友だちが教えてくれた。「1位」。記録は21秒86。じわりと優勝の実感が沸いた。
保育園のマラソン大会をきっかけに、走り始めた。小学校ではサッカーや野球をしながら、「学校のマラソン大会で優勝したい」と、週3日6年間、父親と学校のグラウンドで走り続けた。

小5の時に県大会で100㍍を走ってみた。すると入賞。「もしかしたら短距離に向いているのかな」。 中学校で陸上部に入ると、短距離を始めた。「もっと早く走りたい」。先輩が入っていた、印旛地域などを拠点に練習する陸上クラブチーム「ima kids」でも走るようになった。
中3で200㍍に挑戦。「出遅れても巻き返すことができる」。カーブを走る楽しさも知った。そして一気に全中で頂点に。
日本記録は20秒03。「将来は日本記録を更新し、世界の舞台で金か銀を取りたい」

