2024年10月の話題
松戸市パリ・パラ車いすラグビー悲願の金
羽賀選手 出身の松戸に凱旋
本郷谷・松戸市長(左から2番目)に金メダルの報告をする羽賀選手(右から2番目)
パリ・パラリンピックの車いすラグビーに出場し、悲願の金メダルを手にした羽賀理之選手が9月25日、出身の松戸市役所を妻の真以子さんと訪れ、本郷谷健次市長にパリでの快挙を報告した。
羽賀選手はリオ、東京の大会にも日本代表として出場したが、いずれも銅メダルと悔しい思いをしてきた。パリ大会前に本郷谷市長と「金メダルを持って凱旋しますと約束した。半分は自信で、半分は自分を鼓舞するための言葉でした。悲願の金を持って帰ることができて嬉しい 」と安堵し、「獲得できたのもみなさんの応援のおかげです」と感謝した。
豊富な運動量が持ち味で、攻守のバランスがとれたプレーでチームを支えている羽賀選手は、準決勝のオーストラリア戦が印象に残ると話した。「リードされている時、自分たちがやってきたことを最後まで信じ続けた」と振り返り、「頑張って自分の目標に向かっていれば手に届く。たとえ失敗しても無駄にはならない。また次の目標を見つけて励んでほしい」と子どもたちへエールを送った。オーストラリア戦は52対51と大接戦を制し1点差で逃げ切った。決勝のアメリカ戦は48対41で見事、日本に初めての金メダルを持ち帰った。
羽賀選手は松戸三中を卒業後、専修大学松戸高校に進学。その後、専門学校に通っていた時の交通事故の影響で頸椎を損傷し車いすでの生活となった。
2016年のリオ五輪で銅メダルを獲得した際、その活躍が認められ、松戸市民栄誉賞を授与された羽賀選手。それ以前から応援してきたという本郷谷市長は「ついにやった! との気持ち。これまでの努力が報われましたね。おめでとうございます」と目を細めた。
SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標45
CO₂排出削減へ野田市の挑戦
新たなごみ袋の導入をスタート
新可燃用ごみ袋=野田市提供
「廃棄物と環境を考える会」に参加する45市町村と共同で2020年7月、ゼロカーボンシティ宣言を表明した野田市は、新たにバイオマスプラスチック10%配合の可燃用指定ごみ袋の導入を決定し、10月より利用を開始した。
植物由来の原料から作られるバイオマスプラスチックは、燃焼しても大気中のCO₂は増加しないという特性がある。可燃用ごみ袋に配合することでごみ焼却時のCO₂の削減効果は、年間約23㌧。杉の木によるCO₂の吸収量約1650本分に相当するという。新しいごみ袋の導入で市民の環境への意識の向上を促し、ごみの減量につなげていく狙いだ。新しい指定ごみ袋には、在住外国人にもわかりやすいように5言語による表記も追加している。これまでのごみ袋も引き続き使用可能。
松戸市11/9(土)アロハ記者の講演会
松戸市民会館で入場無料
近藤康太郎記者
「アロハで猟師してみました」などを連載中の朝日新聞の近藤康太郎編集委員による講演会「アロハ記者の田舎暮らしトーク&文章講座」が、11月9日午後1時半から松戸市民会館のホールで開かれる。添削希望者の文章も募集している。
朝日新聞社、千葉北部朝日会が主催。定員は400名で、無料(要申込)で招待する。締め切りは27日。事前に文章を送ると、その中から一部を選んで近藤編集委員が添削し、講座内で紹介。文章の書き方、コツなどを伝授する。
日時/11月9日(土) 午後1時半~午後3時
場所/松戸市民会館ホール
◇応募方法 WEBから。締め切りは10月27日。応募多数の場合は抽選となり、11月1日以降、当選通知をメールで送付。
◇文章添削
事前課題は「わたしの好きな○○(人、物、趣味等)」、「なぜ人は働かなければならないのか」、「最近起きた私のニュース」。その他自由題可。200~800字以内、郵送またはメールで。文章の締め切りも27日。送付先は、〒260―0018千葉市中央区院内1―5―6朝日院内ビル3階 朝日新聞スペシャル講演会イベント事務局。メールはinfo@asahikai3.com
流山市流山で「キッズ落語入門会」
初めての小噺に挑戦
緊張しながらも小噺に挑戦
「子どもたちに落語に親しんでもらおう」と、流山落語同好会(佐藤至廣会長)による「キッズ落語入門会」が夏休みの8月6日、同市初石公民館で開催され、小中学生18人が初めての落語に挑戦した。
同会は笑いの力で地域の皆さんに元気になってもらいたいと2019年に発足。年25回の出前落語を中心に素人落語家7人で活動。キッズ入門会は初の試みだ。
「皆さんは可能性が無限大! ユーモアを磨いて友だちと仲良くなってもらいたい」と同会会長の呑気亭喜楽の挨拶からスタートし、扇子と手ぬぐいの使い方から基本を伝授。伊太利家ぱす太と泉家ゆうもあによる落語『 猫と金魚 』 、『 寿限無 』が上演されると、子どもたちは大笑い。続いて子どもたちの出番だ。一人ずつ高座に上り、小噺と早口言葉にチャレンジ。緊張しながらも扇子を前におじぎをし「 生麦生米生卵 」や、「はとがなんか落っことしたよ」「ふーん」と小噺を堂々と披露。
参加した4年生の香川空良さんは「すごくおもしろかった。テレビでしか落語を見たことがなかったので、目の前で見ることができて嬉しかった」と大満足。喜楽さんは「実際に高座に上ることで少しでも達成感をと思いました。子どもたちの発表の場ができるよう活動していきたい」と話した。
れすか文化サロン11月の参加者募集
天声人語朗読会
天声人語など、文字情報を声に出して読むことで脳を刺激。記憶力など脳を活性化させましょう。
11/21(木) 10:00~11:00
講師 三浦喜代子氏
◆定員10人
◆受講料1,000円(資料代含む)
ギター教室(初級編)
ギターの弾き方、押さえ方、基本的なコードを覚えつつ、曲が弾ける楽しさを、ご一緒に。
11/2・30(土) ①13時~ ②16時~
講師 田中秀樹氏
◆定員:各回3人
◆2回で8,000円(資料代込み・振替日応相談)
健康体操教室
毎日少しのストレッチで健康増進に一役。筋力をアップし、自律神経を整える運動をご一緒に。腰痛・膝痛の方にも好評。
11/20(水)10:30~11:30
講師 荒井 智晴氏
◆定員10人
◆受講料1,000円
現代俳句教室
本紙の人気コーナー「れすか句会」でおなじみの研生英午氏が現代俳句をわかりやすく解説。
11/28(木)10:00~12:00
講師 研生 英午氏
◆定員8人
◆受講料2,000円(資料代含む)
柏市旭町1−4−19吉野ビル3階(柏駅西口徒歩3分)
平日10時~17時。定員になり次第、締め切り。
スイーツ甲子園で入賞
野田鎌田学園トリオ大活躍
入賞した野田鎌田学園チーム
高校生のパティシエ全国ナンバーワンを決める「第17回スイーツ甲子園」で、野田鎌田学園高等専修学校のチーム「fortuna(フォルトゥーナ)」がペコちゃん賞を受賞した。昨年は優勝、今年度も参加125チームの中、見事、入賞を果たした。
メンバーは小田楓さんを中心に集まった、早苗沙和さん、松本馨子さんの2年生3人組。全国大会は9月16日、都内で行われ、東西の2ブロックから6チームが出場した。テーマは昨年同様「アニバーサリーケーキ」。2時間30分の製作時間で、小田さんたちはマスカルポーネムースやパッションクリームなどで作った土台に飴細工が映える「The begining(ザ・ビギニング)」を完成させた。
「最初は不安だったが、周りの人のサポートがあって、やりきることができた」と小田さん。指導した岡安亜佐子先生は「大会を通して本当に努力を重ねて練習し、精神的に強くなった」と生徒の成長を喜んだ。