れすか句会
主題「風呂敷」
主席 野あそびや風呂敷囲み母の味
(松戸市)飯島 昭子
次席 風呂敷を広げてみれば昭和史か
(松戸市)柳楽 美智子
三席 老い仲間大風呂敷で笑い渦
(流山市)大石 優
【選評】
主席の「野あそびや」の句は春の「野」で「母」の手料理を家族で愉しむ様子が伝わってくる。次席の「風呂敷を」の句は激動の「昭和」の様々な想い出が包まれている「風呂敷」を「昭和史」という語の斡旋でうまく表している。三席の「老い仲間」の句はそれぞれの想い出を「大風呂敷で」広げ、明るく笑い飛ばす感じが「笑い渦」という語でうまく表している。
選者 研生英午(みがきえいご)
【募集】
4月の主題は「針」。「瞳のなかに青ざめてゆく針があり 多好摩」。3月27日(木)消印有効。投句は葉書一枚につき3句迄(未発表作品に限る)。〒277―0852柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。