2023年11月の話題

過去の話題一覧

サッカー天皇杯柏 力尽くし準V

表彰式で悔しさをにじませる柏の選手たち=いずれも国立競技場

川崎と激闘 PK戦で涙

サッカーのJ1柏レイソルは12月9日、東京・国立競技場であった第103回天皇杯全日本選手権大会の決勝で、PK戦の末に川崎フロンターレに敗れて準優勝となった。延長を終えて両チーム無得点。PK戦も10人目までもつれる接戦だった。

6万人を超える観客で埋まった聖地での決戦。11大会ぶりの日本一を狙う柏は前半、持ち味の堅守速攻から何度もチャンスをつくった。15本のシュートを放ちながら、決めきれなかったのが惜しまれる。
後半は一進一退の攻防が続くなか、細谷真大が何度も川崎のDFラインの裏へ抜け出そうと試みる。育成組織出身の22歳は今季、自己最多の14得点を挙げてエースに成長。日本代表に選ばれ、ゴールも決めた。
細谷は後半と延長前半の2度、川崎のGK鄭成龍と1対1になる絶好の得点機を演出した。最初は自らのミス、2回目は鄭の好セーブにはばまれ、この日はゴールが遠かった。
120分間で決着がつかず、PK戦に突入。互いに2本ずつはずして迎えた10人目のGK対決に敗れ、劇的な幕切れとなった。
柏は今季、リーグ戦で18チーム中17位と低迷。最終節でようやくJ1残留を決めた。苦しいシーズンだったからこそこの試合にかける思いは強く、持てる力は出しきった。
試合後の記者会見。柏の井原正巳監督は「いい試合をしたと思う。やろうとしているサッカーを全員が表現してくれた」と選手をたたえ、「残念だったが、必ず次につながる準優勝だと思う」と前を向いた。
サポーターも熱い声援を送り続けた。流山市の会社員、岡田哲生さんは長男の蒼良さん(小学4年)と観戦。柏が準優勝した2020年ルヴァン杯の決勝にも駆けつけたという哲生さんは「内容がよかっただけに残念。この悔しさを次につなげてほしい。来季も応援します」と話した。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標35

脱炭素に配慮したまちへ
再エネ100%の鎌ケ谷市役所

鎌ケ谷市は安全・安心に暮らしていける環境を次世代へ引き継いでいこうと、CO2排出量削減、脱炭素社会の実現を目指すため11月30日、「ゼロカーボンシティ」を宣言。翌12月1日、同市本庁舎および小中学校等26施設に再生可能エネルギー100%の電力供給を開始した。
今回は、コスモ石油マーケティング株式会社(森山幸二代表取締役)の再エネ電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」を導入したもので、再生可能エネルギー指定の非化石証書等を使用、環境価値を付加することで実質的にCO2排出量ゼロを実現する。
市内26施設で使用する年間使用電力量約520万kWhが再生可能エネルギーに切り替わることで約2300トンのCO2排出を削減できる見込みだ。

松戸市平和の尊さを今こそ
松戸市で『平和の集い』開催

ステージで長崎派遣の報告をする中学生たち

 松戸市は核兵器の廃絶と世界の恒久平和を祈願し、悲惨な戦争を風化させることなく次の世代に継承し、改めて平和の尊さを共有しようと11月26日、市民劇場ホールで『平和の集い』を開催。今夏、平和大使として長崎に派遣された中学生を始め、多くの市民が参加した。同市が1985年3月に世界平和宣言を行って以来16回目。
 第1部の『平和大使長崎派遣報告会』では、中学生が派遣を通じて学んだことや感じたことを発表した。 専修大学松戸中1年の小口莉子さんは「長崎で見たこと聞いたこと、感じたことを周囲の人達と共有し、若い世代が平和への関心を高め、その大切さを受け継いでいくことが重要」と話し、小金南中2年の高橋凜さんは「一人ひとりが平和を願うことで、戦争や核兵器のない世界にしていくことが出来ると思う」と平和への思いを熱く語った。
 紛争地など世界中を巡り医療ボランティアを続けるNPO法人「地球のステージ」代表理事で医師の桑山紀彦さんによるコーナーでは、紛争、災害、貧困の地でたくましく生きる子どもたちや一般市民、医療に携わる人たちの様子がスクリーンに映し出される中、ギターを演奏しながら語り、平和の尊さを訴えた。

新刊紹介料理研究家 大瀬由生子さん著
さっと漬けて今日食べられる 手軽な漬物 定番の漬物

秀和システム発行 1540円

  朝日れすかの人気コラム「簡単! エコクッキング」の執筆者で料理研究家の大瀬由生子さん著、漬物の本が秀和システムより発行され、健康食ブームの中、早くも話題になっている。
 日本の食卓に欠かせない伝統的な栄養食品の漬物は、あと一品のお助けメニュー。でも、手間がかかりそうと敬遠されがち。この本では、面倒な手間は出来るだけ省き、食材も少量で作りやすく紹介している。野菜をたっぷり使って自然のうまみを活かした漬物、発酵の力を利用して腸内環境を整えてくれる漬物の魅力を知ることが出来る。大きなカラー写真は出来上がりをイメージしやすく、大きめの文字で簡潔な説明を読むと、今すぐ漬物のある食卓に挑戦したくなる。

★この本を読者2名様にプレゼント
 ご希望の方は、ハガキに住所、氏名、年齢、職業、電話番号、好きな発酵食品を書いて〒277―0852柏市旭町1―4―19吉野ビル3F朝日れすか編集室まで。12月25日(月)消印有効。当選者に直接発送。  

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