2023年1月の話題

過去の話題一覧

松戸市青空の下3000人駆ける
4年ぶり七草マラソン

5㌔の部スタート直後の坂を下る中学生、高校生、一般の選手たち=松戸市

 第65回松戸市七草マラソン大会が1月8日、松戸運動公園陸上競技場を発着するコースで開かれた。同競技場の改装やコロナ禍で中止が3年続き、開催は4年ぶり。約3000人が青空の下で健脚を競った。
 コースは2㌔、5㌔、10㌔部門の14種目。種目数を減らして参加者を従来の半数にするなど、感染対策を考慮した運営となった。

 開会式では、小学1、2年生と親が対象のファミリーの部(2㌔)に出場する柏市の神谷弥さん(42)と颯汰さん(7)が「新春の風となり、最後まで走り抜くことを誓います」と選手宣誓。午前9時過ぎにファミリーの部から次々にスタートした。
 松戸市の鳥海麻衣さん(37)と日向さん(6)親子は、母が今年の干支のうさぎ、子が「いまハマっている」ポケモンのキャラクター「ギャラドス」のかぶり物で2㌔を走った。「走る楽しさを教えたくて」と麻衣さん。中学校の駅伝部で2年先輩だったという夫の政樹さん(39)は一般男子10㌔の部に出場した。
 中学男子5㌔の部で優勝した中川朝陽さん(松戸市立古ケ崎中3年)は、高校進学後の競技生活に思いをはせて「5000㍍で13分台を出したい」、同女子を制した吉田夏美さん(チーム柏)は「インターハイ(全国高校総体)出場が目標」と話していた。

 各種目の1位は次のみなさん (敬称略)
◇2㌔【ファミリー】長岐郁美・碧人8分26秒【小学男子3・4年】山上大空心7分40秒【小学女子3・4年】森田莉穂奈8分09秒【小学男子5・6年】宍倉遥馬6分54秒【小学女子5・6年】小森心結7分17秒
◇5㌔【中学男子】中川朝陽16分11秒【中学女子】吉田夏美18分05秒【高校男子】橋本航15分51秒【高校女子】増田向日葵18分29秒【一般男子】山本雄16分09秒【一般女子】荒井優奈17分56秒
◇10㌔【高校男子】深田健斗31分26秒【一般・高校女子】杉原有美39分01秒【一般男子】山下友陽31分08秒

流山市阿炎関が初優勝報告
流山南高相撲部で活躍

流山市を表敬訪問した阿炎関。左は高校時代の恩師、小川清彦さん

 大相撲九州場所で初優勝した阿炎政虎関(28)=本名・堀切洸介=が高校時代を過ごした流山市を訪れ、井崎義治市長らに報告した。阿炎関は県立流山南高校の相撲部で活躍し、錣山部屋に入門した。
 前頭9枚目だった九州場所で大関・貴景勝、高安と12勝3敗で並び、三つどもえの優勝決定戦を制した。市長に祝福され、「みなさんの応援があるから頑張れる」と感謝を述べた。
 優勝直後のインタビューで流した涙について、阿炎関は「やんちゃで心配や迷惑をかけてきた師匠(錣山親方=元関脇・寺尾)や家族への思いがこみ上げてきた」。2020年7月場所中に新型コロナ対応のガイドライン違反が発覚。3場所出場停止などの処分を受けて一時は幕下まで番付を落としたが、7場所かけて幕内に復帰した。
 初優勝の次は「入門したときからずっと、師匠を超えるのが目標。番付だけではなく、人としても一歩ずつ近づいていけるよう頑張りたい」と語った。
表敬訪問したのは12月21日。高校時代の相撲部顧問で、現在は明治大学相撲部総監督の小川清彦さんも同席し、思い出話に花を咲かせた。
 相撲部の同期に、柏市立豊四季中学校から流山南高に進んだ大翔鵬関(モンゴル出身、追手風部屋)がいる。母校での合宿や稽古が再開されたら、大翔鵬関と参加する予定という。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標24

松戸でリユース工房が始動
環境と福祉を同時に支援

 松戸市は昨秋、七右衛門新田にあるリサイクルセンター内の再生家具室に「リユース工房くりんくる」をオープンした。
 市内のごみの減量と障害者就労支援を同時に推進するもので、県内では初の取り組み。市から無償譲渡された粗大ごみを障害者就労施設の利用者が清掃、補修して販売する。売り上げは障害者就労施設利用者の収入となり障害者自立の支援につながっていく。
 オープンに先立って、再生販売が可能かどうかの実証・検討を2018年から実施。リサイクルセンターが完成したことからモデル事業として一室を貸し出す形で運営を開始した。販売は毎週日曜日10時~15時(時期により休止あり)。地域情報WEBサイト「ジモティ―」での販売も行っている。問い合わせは TEL 047(704)2010 廃棄物対策課へ。

柏市3年ぶりの消防出初式
一年の安全祈願を

柏消防分団による一斉放水=大堀川防災レクリエーション公園

柏市消防出初式が1月8日㈰、大堀川防災レクリエーション公園で午前10時から3年ぶりに行われた。67回目を迎える伝統行事もコロナ禍で一昨年は中止、昨年は室内での開催となり、今回は屋外で観客も迎えて挙行された。
熊谷俊人千葉県知事や、太田和美柏市長、相田幹夫柏市消防局長らが見守る中、柏市消防音楽隊の先導で消防職員・団員の力強い入場行進で式典が始まり、消防表彰などが行われた。
演技の部は、柏若鳶会が地上約6㍍、14段のはしごの上で演技を披露。大人の迫力ある「はしご乗り」に混ざって、流山市立長崎小3年朝倉湊さんと、柏市立豊小5年の高橋友護さんが小学生とは思えない見事な演技を見せ、観客から大喝采が送られた。
祖父、父に続き三代にわたり「はしご乗り」を目指す高橋さんは「練習をはじめて7年。演技に夢中になると怖くありません」とハキハキ答えてくれた。
このほか、市立柏高校吹奏楽部による演奏やパフォーマンスも出初式に華を添えた。柏市松ケ崎の根本弘之さんは家族で観覧。「出初式は初めて見ました。はしご乗りやイチカシの演奏、一斉放水も近くで見られて良かったです」と話した。
最後に、1年の安全安心を祈願して行われた7つの柏消防分団による10線の一斉放水が青空に映え、新年が晴れやかにスタートした。

柏市2月26日(日) 柏で「かけはし伊賀七」
天才発明家の物語を上演

つくば市谷田部町で旗揚げした町民芝居劇団「伊賀七座」が柏ゆかりの「かけはし伊賀七」を柏で上演する。物語は谷田部の天才発明家「伊賀七」が柏市にある布施弁天鐘楼堂の設計を引き受けたところから始まる。松戸市民劇団協力。
日時/2月26日㈰18時30分場所/柏市民文化会館
料金/大人2000円、高生1000円、小中生500円※当日券500円増し
詳細は、☎090(8101)9347石上さんへ。

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