2021年1月の話題

過去の話題一覧

希望のランタン夜空へ
柏市の小学生 コロナ禍の思い出づくり

スカイランタンの5色の明かりが、強風に揺らめきながら夜空を彩った=柏市

 新型コロナウイルスの影響でいつもと違う日常や学校生活を送る子どもたちを励まし、思い出をつくってもらおうと、5色の明かりの「スカイランタン」を夜空に浮かべる催しが、柏市のあけぼの山公園で11月28日にあった。
 「君たちの想い。打ち上げプロジェクト~想いをカタチに~」と題したイベントで、柏青年会議所(藁谷誠児理事長)が企画。市立小学校に在籍する6年生から、「思いやり」をテーマに「あなたの身近な人に向けて、相手が笑顔になるメッセージ」を募った。
 29校の児童からコロナの早期収束、家族や祖父母の健康を願うメッセージが寄せられた。「慣れないマスクをつけて毎日学校に行くのは息苦しいです」「流行がおさまり、大阪のおばあちゃんといとこに早く会いに行けますように」
 医療従事者への感謝を表す児童も多かった。「みなさまのおかげで私たちは元気にくらすことができています」「コロナ禍で私は医療従事者になりたいという夢ができました」
 この日のイベントには6年生約70人とその家族らが参加した。ランタンはLED(発光ダイオード)とヘリウムガス風船を和紙の袋で包んだ形状。糸をつけて空に浮かべる。参加者が手にした約140個のランタンが強い風に揺れ、幻想的な光景が広がった。
 部活で陸上長距離に打ち込んできたという土小6年の佐藤碧海君は「学校行事だけでなく、陸上の大会も中止になった。特別な年の出来事として思い出に残りそうです」と話した。

我孫子市初詣客迎える「浦安の舞」
高校生らが稽古、伝承―我孫子

浦安の舞の練習をする田中真愛さん(右)と安西志織さん

  我孫子市緑1丁目の香取神社で正月三が日、「浦安の舞」が披露される。江戸時代創建の古い神社だが、地元の住民グループが2014(平成26)年の元日から始めた初詣客を迎える新しいイベント。巫女に扮した高校生らが稽古を重ね、来年の正月も社務所の舞台に立つ。
 香取神社は江戸時代の享保年間(1716~1736)に創建されたというが、詳細は不明。数度の火災にあったり、周辺の神社と合祀を繰り返したり。幕末以降は「我孫子宿の鎮守社」として親しまれた。
 現在の社殿は1981(昭和56)年に建築された。地元町会が管理し、住民グループ「オキクルミ」が定期的な清掃ボランティアをしている。「浦安の舞」は「オキクルミ」がきれいな境内で初詣客を迎えるイベントにしようと始めた。
 「オキクルミ」の秋元佐予さんが地元で知り合いの高校3年の田中真愛さん(当時小学6年)らに巫女になって舞ってもらおうと声をかけた。
 「浦」は心、「安」は安らぎで、平和を願う神楽といわれる「浦安の舞」。白と赤の装束姿になった巫女1~4人で扇を手にした「扇舞」、鈴を持った「鈴舞」の約10分の舞だ。
 毎週金曜の夜、社務所で稽古を続けているうち「いつの間にか頭に入って、何も考えずに舞えるようになった」と田中さん。
 今は、2年前から始めた小学4年の安西志織さんらのリーダーとして稽古している。
 香取神社での「浦安の舞」は、年越し直後の午前0時10分を含め、元日未明に2回、三が日の日中3回、社務所2階の舞台で披露する。日中は御朱印の受付などがある。

 

何の日?2010年12月23日
プロ野球で大活躍
涌井投手に松戸市民栄誉賞く

2010年、授賞式の涌井秀章投手

  松戸市立寒風台小、第六中出身のプロ野球選手、涌井秀章投手(34)は西武ライオンズでエースとして活躍していた2010年12月23日、子ども達に夢や希望を与えた功績が認められ、松戸市民栄誉賞を受賞した。
 少年時代は同市内のジュニアソフトボールチームと硬式野球クラブ「松戸リトルシニア」に所属。横浜高校から西武に入団すると最多勝や、沢村賞、ゴールデングラブ賞など、いくつものタイトルに輝く大活躍を見せ、現在は楽天イーグルスに所属するわが街のヒーローだ。
 授賞式で涌井投手は当時の川井敏久市長に「子どもの頃、周りの大人の方たちの協力があったからこそ、今の自分があると思っています。この球場(松戸運動公園野球場)を、子どもたちに優先的に使わせてあげてください」と訴えた

太陽光で調理、湯沸かし
我孫子で全国ソーラークッカー大会

クッカーを組み立てる生徒

 太陽光を利用して調理したり、お湯を沸かしたりの装置を集めた「第6回ソーラークッカー全国大会」が11月23日、我孫子市の水の館・手賀沼親水広場で開かれた。一般参加団体の様々な装置が並び、地元の中学、高校生もジュニア大会でいかに早くお湯を沸かすかを競った。
 毎夏、市内で「東葛エリアソーラークッカー大会」を開く町会の防災組織や県立我孫子高校、川村学園、我孫子市などの実行委員会主催。我孫子市制50周年を記念し、調理実演などで災害時に役立つエコライフを紹介しようと全国大会を実現させた。
 一般からは鎌ケ谷、東金市の県内を始め、東京、神奈川、長野から計15団体が参加。アルミ板などを使った大小の円形パラボラ形、箱形の手作り装置を並べ、ご飯を炊いたり、おでんやカレーを温めたりを実演。栃木県の足利大学の学生らは装置工作ワークショップを担当。縦80㌢、横50㌢のアルミ蒸着盤をクリップを使って箱形のクッカーにする方法を伝授した。
 ジュニア大会はアルミ缶に入れた200㏄の水を40分以内でいかに早く90度にするかの大会。地元の同市立湖北中学校や流山市立南部中学校、西武台千葉高校などから9チームが参加した。
 湖北中科学部はチーム「とまと」として出場。田村航部長(2年)は「おカネをかけない工夫をした装置で水が温まるのが楽しい」という。
 17分30秒で90度になった南部中のチーム「流南C」がトップ。「とまと」は40分で71・9度だった。
 同実行委の中山公央会長は「ライフラインが途切れた防災時にも役立つソーラークッカーを身近に感じ、自分たちでも作れることを知ってほしい」と話していた。

小中学生の力作POP集まる
松戸・おすすめ本コンクール

最優秀賞の森一樹さん(左)と花俣和葉さん

 松戸市立図書館が主催する第2回「松戸っ子おすすめ本」POPコンクールが開催され、小学生の部は牧野原小6年の森一樹さん、中学生の部は旭町中1年の花俣和葉さんが最優秀賞に選ばれた。
 POPは書店などで掲示されるおすすめの本を紹介したメッセージカードのことで、同コンクールは「読んだ本の素晴らしさを表現し伝える力」を育み、読書のきっかけを作ろうと2019年にスタート。今年は初回の3倍に迫る800以上の作品が集まった。同館の小林志貴子さんは「小学生は立体的な工作でアピールしてくれ、中学生は本の内容に合わせたキャッチコピーやイラストなどを使って、それぞれきめ細やかな工夫をしている」と力作ぞろいにうれしい悲鳴。
 森さんの受賞作「影との戦い ゲド戦記Ⅰ」のPOPは、画用紙に絵の具でマーブル模様を描き、端をろうそくで炙ったり、アルミホイルを組み合わせたりユニークだ。「マーブリングを何回も直し、文字を切り抜くのが大変だった。受賞を知った時は言葉が出ないくらいびっくりして、うれしかった」とにっこり。
 昨年は優秀賞だったという花俣さんは「約束のネバーランド~ママたちの追想曲~」のPOPに挑戦。「今回は目を引くような色や形を考えたり、美術で習ったレタリングを使ったりして工夫した。最優秀賞と聞いて驚いた」と大喜び。
 同館では「たくさん本を読んで想像力を膨らませてほしい」と呼びかけている。

コロナに負けず腕振るう明るく元気いっぱいの躍進祭
野田鎌田学園で

 野田鎌田学園高等専修学校の躍進祭(文化祭)が11月5日、7日の2日間開催され、生徒たちは授業で磨いた調理の腕を披露した。
 例年、近隣住民の来場者も多く、人気の文化祭だが、今年は新型ウイルス感染予防のため、学校関係者のみの限定に。それでも1時間で完売になったお団子や、30分待ちの行列ができたオムライス、あんかけチャーハンなど、文化祭は大いに盛り上がった。団子担当の清水美咲さん(2年)は「普段より準備期間が短かったので、みんなで協力し合えたのが良かった」とにっこり。感染防止対策を徹底し、可能な範囲で開催することを決断した堀糧成校長は「生徒たちの明るく元気な姿を見ることができてうれしい」と話した。

美味彩々人生の節目を大切に祝う
日本料理 季京

お食い初め膳

 四季折々、美しく季節を彩るわが街自慢の日本庭園を愛でながら、人生の節目を大切な人と祝う慶び。
 結婚式場として人気の柏日本閣内にある「日本料理季京」は、一生に一度のお祝い事『お食い初め』から、人生の先輩に感謝を込めて行う、「還暦・長寿祝い」まで、人生の節目を祝う喜びと思い出の場所をお届けする生涯式場です。
 同店女将の白土さんは「うれしい事、楽しい事、みんなが自然と笑顔になり、家族の絆がより強く結ばれる事を願っておもてなしをしています」と話す。
 『お食い初め』では、尾頭付きの鯛や寿煮物、家庭では手に入れにくい歯固め石も含めた「お食い初め膳」5000円(税・サ別)でご用意。新しい命の無事成長を願うご両親や祖父母の気持ちを表す日本伝統の膳で、豪華に華やかに演出します。
 『還暦・長寿祝い』では、99歳の白寿祝いまで節目のお祝いに心を込めたお食事と大切な時間を過ごすひとときをご提供。ちゃんちゃんこもレンタル3000円(特典でスパークリングワイン、記念写真撮影付き)でご用意。昼のお食事4000円~、夜のお食事6000円~(いずれも税・サ別)。尾頭付祝鯛1万2000円(税・サ別)をご注文の場合は、ちゃんちゃんこレンタル無料、乾杯用スパークリングワイン、記念写真撮影をサービス。そのほか、花束やケーキのご注文も承ります。
 柏日本閣は創業40年、心に残る思い出の場所はいつでもあなたの近くに変わらずあります。どんなことでもお気軽にご相談ください。ご予約は2日前までに。

近郊で楽しむ 光の競演

我孫子・滝前不動新春竹宵

 我孫子 滝前不動 新春竹宵
 手作りの竹灯籠で本堂、参道をライトアップ。幻想的な空間が楽しめます。NPO法人住み良いまちづくり研究所主催。
日時/12月19日(土)~1月11日(祝・月) 16時30分~22時
場所/滝前不動(我孫子市岡発戸1271)

※同時開催 スタンプラリーかぐや姫を探せ!
 3つの光る竹を探して景品をもらおう。(景品交換は16時30分~17時30分)

柏 北柏ふるさと公園
 光のゲートがお出迎えします。無料のライブイベント(12月19日(土)・26日(土)14時~18時)も。
 日時/1月31日(日)まで 17時~22時
 詳細は、柏市みどりの基金TEL04・7160・3120。


松戸 黄金(KOGANE)イルミネーション
 北小金駅南口駅前の高さ12メートルシンボルツリーを中心に装飾。1月11日(祝・月)まで。17時~23時。
 小金の街をよくする会TEL047・347・8001。


鎌ケ谷 新鎌ケ谷イルミネーション
 新鎌ケ谷駅北口駅前広場やアクロスモール新鎌ケ谷が4万5000球のイルミネーションで彩られる。2月14日(日)まで。16時30分~24時30分。
 詳細は、同市総務企画部企画財政課TEL047・445・1073。

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