2020年5月の話題

過去の話題一覧

柏市新一年生へ「コロナに負けないで」
柏高島屋 応援のメッセージボードを柏一小に寄贈

桜のメッセージボードを背景に、記念撮影をする親子=5月14日、柏第一小学校

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校が続く柏市の市立柏第一小学校(山辺振一郎校長、児童数633人)で5月14、15の両日、新一年生が担任と会って話す機会が設けられた。保護者に付き添われて登校した新入生を喜ばせたのが、市民らが書いた応援のメッセージ。桜の花びらの形のメッセージで「満開」となったパネルの前で、記念撮影をする姿が見られた。
「子どもたちと保護者を励ますメッセージを送れないだろうか」。高島屋柏店の高田明宏店長の発案で3月25日~4月7日の2週間、買い物客らに桜の花びら型のカードに応援メッセージを書いてもらった。集まった約250枚のメッセージを桜の木を描いたパネルに貼り付け、4月10日の入学式に合わせて同校に贈るはずだった。緊急事態宣言の延長を受けて、5月末までの休校が決まったため、対面日の写真撮影に活用してもらうことにした。
今年度の新一年生は3学級88人。指定の日時に登校した新入生は一人ずつ教室に入り、担任の教師と対面した。学年主任の森田牧子教諭は「厳しい状況にあっても、学校は楽しい、毎日来たい、と思ってもらえる場にしたい」と話す。
対面を終えた板野公太君(6)は「早く学校が始まるといいな」。母親の由佳さん(40)は「家で教えられることは限りがある。集団で学ぶことの楽しさを知ってほしい」と話した。

我孫子市我孫子に嘉納治五郎像
文化を守る会が呼びかけ

嘉納治五郎像の建立発起人の美崎大洋会長(前列左から2人目)ら「我孫子の文化を守る会」会員

講道館柔道の創始者で「日本スポーツの父」と呼ばれる嘉納治五郎(1860~1938)の銅像が、我孫子市の手賀沼を見下ろす別荘跡地に建立された。嘉納のゆかりの地をアピールしようと「我孫子の文化を守る会」(美崎大洋会長)が募金を呼びかけ、市民ら450人から浄財が集まった。
像は手賀沼を見下ろす天神山と呼ばれる高台にある。高さ80㌢、90㌢四方の黒御影石を台座に高さ214㌢。嘉納が「安美湖」(あびこ)と銘打って愛でた手賀沼を眺めるように立っている。台座には募金した市民らの名前が刻まれた。
「東洋のロダン」と称された彫刻家朝倉文夫(1883~1964)の作品に基づいて「岡宮美術」(埼玉県川口市)が制作。同形の像は講道館(東京都文京区)など5カ所にある。
嘉納は1911(明治44)年に天神山に土地を買って別荘を建て、思想家柳宗悦、小説家志賀直哉ら白樺派の文人らも集まった。
戦前の東京五輪誘致に尽力し、手賀沼で漕艇競技を夢見た地元と奔走した。その五輪は幻に終わったが、嘉納の子孫が60年代まで住み続けるなど、我孫子とは浅からぬ縁がある。
文化を守る会は「嘉納が我孫子で過ごした日々を市民の誇りととらえ、歴史にとどめたい」として、生誕160周年と二度目の東京五輪が予定された今年、像建立を計画し、2年前から活動していた。
美崎会長は「志賀直哉邸が市民運動で残ったように、市民の脈々とした郷土愛が建立につながった。文化を守る会の『史跡文学散歩』企画のルートに加え、市民に紹介していきたい」という。

柏市野菜のドライブスルー
高島屋柏店で始まる

高島屋柏店は新型コロナウイルス感染予防対策として4月29日、青果物のドライブスルー販売を開始した。初日の利用者は4組。しばらくの間、続けるという。
取り扱いは野菜33種類とりんごやバナナの果物7種類。購入は、商品リストをホームページで確認し、引き渡し前日の午後3時までに電話で注文。予約時にタカシマヤのクレジットカードで決済できるが、その他は当日現金のみでの対応になる。商品の引き渡しは、同店本館隣の第一駐車場出口で、運転席側の窓越しから対応。商品は店員がトランクなど、場所を指定すると積み込んでくれる。
第一号のお客様は近くに住む女性で母親と来場。大根や玉ねぎなど二世帯分の野菜を購入。「すごい試み。安心だし、楽。コロナ終息後も続けてほしい」と車の中からうれしそうに話してくれた。
高田明宏店長は「できる限りの『密』を避け、お客様と従業員の安心安全を考えての取り組みです」と話した。さらに同店はホームページ上に店内の混雑状況を表記し、「時差買物」の協力も呼び掛けている。「お客様と従業員、みんなの協力で、(この状況が)良くなっていくのでは」と普段と変わらない生活が戻ることを願った。ゴールデンウイーク中は、利用者が倍増。デパートも得意のサービス力で踏ん張っている。
問い合わせはTEL 04(7144)1111同店へ。

 

キラリ わが街コロナ禍の中の「新しい日常」へ

まつどde子育て特設情報サイト開設
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、松戸市は自宅で過ごす子育て世帯に向けて、松戸市子育てサイト「まつどDE子育て」上に特設の情報サイトを開設した。動画や工作、料理レシピなど多彩な内容が網羅され、無料でダウンロードできる。サイトの内容は、『歌って遊ぼう』をはじめ、『運動不足を解消しよう!』や、まつドリぬりえなどがダウンロードできる『みんなで作ってみよう!』のほか、休校期間中の学習支援などについての『楽しく学ぼう!』ほか。
特設ページのURLは、https://www.city.matsudo.chiba.jp/内の子育てサイトへ。

SMILEサインで柏を元気に!
Kamonかしわインフォメーションセンターでは「SMILEサインで、まちを元気に!」プロジェクトを開始。日々の暮らしを明るく前向きに過ごしてほしいと、レイソルカラーの愛らしいポスターを街中に掲出し、ソーシャルディスタンシングを呼び掛けながら地域のつながりを再確認していこうという試み。
女の子の髪の毛をハートマークに「心に愛を! 思いやりを!」の意味を込めた。Kamonスタッフは「市民が今まで以上に声を掛け合う機会を創出し、『柏まるごとONE TEAM』で苦しい時代を乗り越えていこう、という機運の醸成につなげたい」という。

無料観光アプリ「あびこ巡り」完成!
食べる・見る・知る・楽しむなどの我孫子の魅力が詰まったまち歩きアプリが完成。情報はインフォメーションセンター(アビシルベ)のスタッフが半年かけ、実際にまち歩きをしながら集めたもの。外出自粛の今、「テイクアウト対応のお店」も紹介。アプリを眺めるだけで外出したような気持ちになれるので気分転換にもおすすめ。
詳細は、TEL:04-7100-0014アビシルベへ。

情報
新型コロナウイルス相談窓口

▽千葉県コールセンター 0570(200)613
▽千葉市 043(238)9966
▽船橋市感染症相談センター 047(409)3127
▽柏市感染症相談センター 04(7167)6777
▽習志野健康福祉センター 047(475)5154
▽市川健康福祉センター 047(377)1103
▽松戸健康福祉センター 047(361)2139
▽野田健康福祉センター 04(7124)8155

※県は24時間、船橋市は8時~20時、千葉市は9時~19時(土日祝は17時まで)、その他は平日9時~17時。

簡単!エコクッキング110
たけのこの甘酢漬け

料理 大瀬由生子

〈材料〉
茹でたたけのこ…適宜
寿司酢……………適宜

〈作り方〉
①たけのこを食べやすい大きさに切る。
②❶を保存瓶に入れ、寿司酢をひたひたまで注ぐ。

エコポイント
旬のたけのこを余さず保存できます。3週間は保存可能。

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