2025年4月の話題

過去の話題一覧

松戸市書道キッズ、パフォーマンス開花
松戸で小中高生が挑戦

書道パフォーマンスの作品を披露する子どもたち=松戸市

 満開の桜。軽快な音楽。大勢の観客。ステージの上で子どもたちが筆を走らせ、みんなで作品を仕上げていく。3月30日、松戸書道キッズが書道パフォーマンスを初披露した。
 松戸市の八柱さくらまつり。ステージに登場した書道キッズは、小学生から高校生までの23人。壇上には、畳4枚に貼られた真白な大きな紙が立てられた。音楽が始まると、高校生や中学生が、「桜」「花」「爤」「漫」の書を書いていく。小学生は「桜舞い」「散る」「春の風」などの言葉を、それぞれが分担して仕上げていく。ピンクの絵の具を手のひらに塗った子どもたちが、最後に桜の花を描いていく。約4分半のパフォーマンスが終わると、会場からは大きな拍手がわき起こった。
 書道パフォーマンスは、高校の部活で活発に行われているが、小中学生が挑戦する機会はあまりない。小さいころから書道に親しんできた藤本優那さん(3月当時高校1年)と、歩結さん(同中学2年)の姉妹は、昨夏、地域のイベントで2人でパフォーマンスに挑戦。「もっとたくさんの人に見てもらいたい。小さな子たちも巻き込めないか」
 市内五つの書道教室が協力してくれることになった。本番前の合同練習は2回だけ。それでも、パフォーマンスの流れをまとめた動画をもとに、それぞれが自宅でも練習を重ねた。
 そして当日。松永琴美さん(同小学3年)は「緊張したけど、一文字目がうまくかけて、落ち着いた」。栗原結椛さん(同小学3年)も「最初、筆が少し震えたけど、楽しかった」と満足そう。歩結さんは「こんなに大人数の前で書を披露したのは初めて。またパフォーマンスをしたい」。
 書道キッズをとりまとめた松戸伝統文化書道会の岡田崇花会長は「感無量。練習の時に、ああしたい、こうしたい、と思ったことを、子どもたちが全部やってくれた」と喜ぶ。
 書道キッズは、今後も市内のイベントへの参加を検討している。

柏市東大柏図書館、地域と20年
友の会会員主催で落語会も

東大柏図書館で落語を披露する春風亭昇吉さん=柏市

 ふだんはアカデミックな雰囲気に包まれている東大柏図書館(柏市)に、笑い声があふれた。3月18日、1階ホールで開かれたのは落語会。柏図書館友の会の会員が主催し、多くの地域住民が足を運んだ。同館は今年、開館20周年を迎え、地域とのつながりが広がっている。  落語会に出演したのは、東大卒の落語家、春風亭昇吉さん。約140人が入るホールで、「長屋の花見」や「芝浜」を披露した。昇吉さんは「大学の図書館は最近、地域に開放されてきており、こういう場で落語ができてうれしい。特に今回は東大の図書館なので、私にとっては『ホーム』感がある」と楽しそう。この日は、満席となる人気ぶりだった。  同館では、市民もネットで事前検索した蔵書を閲覧できるほか、年会費2千円(入会金3千円)の会員になると、図書を借りたり、ホールなど施設を有料で使ったりできる。今回の落語会は、会員で東大落語研究会OBの宗岡広太郎さん(84)=流山市=が、「地域の人にもっと落語に親しんでほしい」と、落研の後輩、昇吉さんを招いて開催した。宗岡さんにとって同館は「現役を引退してから通うようになったが、利用している研究者たちの真剣な様子に、いつも刺激を受けている」存在だ。  2005年に正式開館した同館は「知の交流を支える図書館」を掲げ、地域住民も参加できるサイエンスカフェやミニコンサートを開催、地域とのつながりを大切にしてきた。「学術書のほかにも、自然科学の入門書や博物館の図録などの蔵書もあり、地域の方にも利用してもらえたらうれしい」という。

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標51

柏市立の全中学にブレザー
従来制服に加えた「選択肢」

柏市標準服=柏市教育委員会提供

 柏市立の中学校全21校で、今年4月からブレザータイプの標準服が導入された。これまでの詰襟学生服やセーラー服も着用できるが、「もうひとつの選択肢」として、生徒が選ぶことができるようになった。
 ブレザータイプは、上着が紺、スラックスとスカートは深緑のチェック柄で、女子はスラックスかスカートかを選ぶことができる。ネクタイやリボンは、今年度は9校が導入する。
 市学校教育課は導入の理由として、多様性への配慮や暑さ寒さへの対応のしやすさなどを挙げる。さらに、従来の制服は学校ごとに少しずつ仕様が異なっていたが、「市内全域が同一仕様になったことで、リユース(再利用)がしやすくなり、家庭の負担の軽減にもつながる」と説明する。

コスモスパレット Ⅱ、開館
印西、300席ホールも

開館したパレットⅡ

 印西市の千葉ニュータウン中央駅前に、市の複合施設「コスモスパレット パレットⅡ」が4月1日、開館した。
 施設は3階建てで、1階ホールは300席。座席は可動式で広々としたフロアとしても使うことができる。2、3階には総合保健センターや子育てルーム、市民活動支援センターなどが入り、乳幼児から高齢者までが集い、利用できる。
 6日にはオープニングイベントがあり、印西ゆめ太鼓など市内の団体がステージに立ち、さっそく練習の成果を披露していた。

5/3(土・祝)は憲法記念日
平和の大切さを考えよう!

■松戸憲法記念日の集い

 『今こそ守りぬこう ! 憲法9条つらぬこう !非核・不戦の誓い』をテーマに講師は、文芸評論家の斎藤美奈子さん。主催は同実行委員会。
 5月3日(土・祝)12時~松戸市民会館ホールで。参加費は500円(18歳以下無料)。
 詳細は太田さん(090・7821・1127)。  



■第16回かしわ市民憲法集会

 外交・政治問題について米議会などで政策提言を行う弁護士の猿田佐世さんの講演『外交で平和をつくる!~武力なき外交の未来~』とピアニスト児玉さや佳さんのミニコンサート。主催は同実行委員会。
 5月5日(月・祝)13時10分~16時。柏市民文化会館大ホールで。参加費は499円(学生、高校生以下無料)。
 申し込み・詳細は鈴木さん(090・5394・7310)。



■流山憲法集会

 『生きさせろ~ミサイルよりも飯を食わせろ』をテーマに貧困問題の最前線で活動する、雨宮処凛さんが日本の貧困の実態について講演。主催は九条の会・流山。申込不要。
 5月10日(土)14時~流山市生涯学習センターで。参加費は500円(学生・18歳以下無料)。
 詳細は石林さん(04・7154・7511)。



■2025憲法大集会

『生きさせろ~ミサイルよりも飯を食わせろ』をテーマに貧困問題の最前線で活動する、雨宮処凛さんが日本の貧困の実態について講演。主催は九条の会・流山。申込不要。
 5月10日(土)14時~流山市生涯学習センターで。参加費は500円(学生・18歳以下無料)。
 詳細は石林さん(04・7154・7511)。

オーストラリアと交流40年 松戸・戸定邸で歓迎のお茶席披露
ガールスカウト松戸市連絡協議会

オーストラリアのガイドをお茶席でおもてなし=松戸・戸定邸隣接の松雲亭

 ガールスカウト松戸市連絡協議会(池田陽美代表)は春休みの9日間、姉妹都市、オーストラリアのホワイトホース市から来日したガールガイド8人をホームステイなどで受け入れ、お互いの友好を育んだ。
 同ガールスカウトの交流は1985年にスタート。2年おきに交互にメンバーを派遣し合って40年になるという。コロナ禍で一時中断を余儀なくされたが、このほど復活した。
 今回の来日ではホームステイのほか、大多喜町の古民家に宿泊して房総まつり寿司をつくる体験や、松戸戸定邸での茶道、きものの着付け、甲冑体験など、盛り沢山。ホームステイで19歳のガイドを受け入れた田端真希さん(13)は「初めてで緊張しましたが、少しずつ会話が増えてうれしかったです。オーストラリアに行きたくなりました」と新たな目標ができてうれしそう。池田代表も「この貴重な経験を糧に、これからも交流を続けていけるよう願っています」と国際交流の大切さ、活動継続への意気込みを語った。  

れすか文化サロン5月の参加者募集

ユーモア川柳入門教室   
 日常思ったことや、喜怒哀楽を心に感じたままユーモアも加えて「五・七・五」で表現してみませんか。初心者にもわかりやすく、楽しく川柳の基本を学びます。講師は柏市生涯学習指導員の佐竹明吟氏。
5/20・6/17・7/15
(全3回) 第3火曜日
講師 佐竹明吟氏
◆10:00~11:30(90分)
定員 10人
参加費 全3回で3000円(資料代含む)

天声人語朗読会   
 天声人語の内容について深めながら、文字情報を声に出して読むことで脳を活性化。発声の基礎から指導します。

5/15(木)
講師 三浦喜代子氏
◆10:00~11:00
◆定員10人
◆受講料1,000円(資料代含む)

健康体操教室     
 毎日少しのストレッチで健康増進に一役。筋力をアップし、自律神経を整える運動をご一緒に。腰痛・膝痛の方にも好評。

5/13(火)
講師 荒井 智晴氏
◆10:30~11:30
◆定員10人
◆受講料1,000円

現代俳句教室    
 本紙の人気コーナー「れすか句会」でおなじみの研生英午氏が現代俳句をわかりやすく解説。参加者同士、お互いの作品を評価し合って研鑽を積む、句会の楽しみをご一緒に。

5/22(木)
講師 研生 英午氏
◆10:00~12:00
◆定員8人
◆受講料2,000円(資料代含む)

ギター教室(初級編)   
 ギターの弾き方、押さえ方、基本的なコードを覚えつつ、曲が弾ける楽しさを、ご一緒に。初めての方でも好きな曲に挑戦。無料体験(30分)も実施。ご相談ください。

5/10・24(土)
講師 田中秀樹氏
◆13:00~14:00
◆定員:2人
◆2回で8,000円(資料代込み・振替日応相談)

申し込み 朝日れすか編集室 TEL 04-7143-4021
柏市旭町1−4−19吉野ビル3階(柏駅西口徒歩3分)
平日10時~17時。定員になり次第、締め切り。

街の話題広島建設に紺綬褒章
創業者のふるさとを支援

褒状を受け取る島田秀貴代表(左)

 注文住宅などを手掛ける広島建設(本社・柏市)は、創業者の島田裕郷会長のふるさと広島県福山市に総額1千万円を寄付し、紺綬褒章を受章した。企業版ふるさと納税「福山市まち・ひと・しごと創生推進計画」と「西町南公園整備事業」への寄付が評価された。3月17日に同社で褒章受章式があり、福山市の渡邉真悟経済部長から褒状が手渡された。
 同市の「西町南公園」は、江戸時代から続く島田会長の自宅跡地の一部が含まれており、今回の寄付には地域への感謝と恩返しの想いが込められたという。渡邉部長は「西町南公園は市民の憩いの場になっています。今後も次世代へ魅力ある街を引き継ぐべく邁進していきます」と感謝した。
 島田会長は「福山市から一人上京し、56年前に広島建設を創業した。今回、このような賞をいただくなんて、夢にも思っていなかった。感無量です」と喜ぶ。島田秀貴代表取締役は「西町南公園が市民公園として整備され、大変うれしい。今後も地域の発展に寄与する事業に積極的に取り組み、みなさまへの恩返しを続けてまいります」とあいさつした。  

みんなのミュージアム開設10年
地域文化向上へパワーアップ

 柏の老舗メガネ店「シミズメガネ」の会長清水健一さんが館長を務めるWEBサイト「みんなのミュージアム」がこのほど、開設から10年を迎える。世代を問わず、リラックスできる空間で作品を楽しんで――。そんな願いが込められたサイトだ。
 地元のアーティスト20人ほどの作品紹介をはじめ「見る楽しさを共有するスペースを提供したい」と、若い作家の作品群も増えている。油絵や水彩画、イラスト、陶芸、写真など多彩。作者へのインタビュー記事も盛り込んだ見ごたえたっぷりの内容だ。とくに、柏市ゆかりの下総玩具の作者、故松本節太郎さんの膨大な作品群には圧倒される。
 「人と街の記憶」コーナーは、東葛の展覧会情報をはじめ、四季折々の花や風景、地域イベント、歴史探訪など盛り沢山だ。このほど開設10年を迎え、さらに見ごたえのある内容へリニューアル。美術館のない柏市にとって文化芸術の発展に寄与する貴重なサイトになっている。
 シミズメガネのホームページからも入館できる。  

4/29(火・祝)柏に開創450年
長全寺で大般若祈祷法要

長全寺仁王門

 柏駅東口近くにある曹洞宗の寺院・長全寺が4月29日、開創450年にあたり、法縁の住職が集まり祈祷する大般若祈祷法要を行う。法要に先立ち五鏧三拝や、開山歴住報恩諷経、首座法戦式などの儀式も厳かに執り行われる。その模様は、境内に設置したモニターでも拝観できるという。
 長全寺は1575年、松戸市広徳寺5世の巧室梵藝大和尚を勧請し柏市戸張に曹洞宗寺院として開山。この地の戸張氏菩提寺として栄えた。寛永年間に現在地に移転し、今も地域と共にその歴史を刻んでいる。寺院としての役割のほか、市民によるイベントや社会福祉活動などにも広く門戸を開き、支えている。大般若祈祷法要は11時~。

◆長全寺(柏市柏6―1―9)柏駅東口徒歩5分  詳細は同寺(04・7167・2420)まで。  

レイソルポスト登場
市内5カ所でチーム後押し

柏市役所前に設置されたレイソルポストと犬飼智也選手=柏市

 レイソル一色に染まった郵便ポストが、ホームタウン柏市に登場した。市制施行70周年を記念し、市が日本郵便と柏レイソルの協力で、ラッピングした。全体が、赤色からレイソルカラーの黄色に変わり、裏側は日立台のスタンド外壁を模している。側面の背番号は、サポーターの「12」番。
 3月25日に柏市役所であった除幕式には、チームキャプテンの犬飼智也選手も出席。「最近はあまり、郵便を使っていないけど、今度、手紙を出してみたい」と話していた。
 レイソルポストは、市役所前のほか、柏駅東口ダブルデッキ上や柏三小前など計5カ所に順次設置される。  

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