2025年2月の話題

過去の話題一覧

野田市彩り鮮やか和凧大空へ
野田で手作り講座

凧揚げの会場で、自作の和凧を手にする講座の参加者たち。空に揚がっているのは、日本の凧の会の会員が作った鳥凧=野田市

 金太郎が、武者が、和紙に力強く描かれ、大空へと羽ばたいた。制作したのは、野田市生涯学習センターが主催した体験講座の参加者たち。「揚がった! 成功~」。天へと続く凧糸を通し、それぞれが手応えを感じていた。
 2月12日、同市の江戸川河川敷。微風とコンディションはあまりよくなかったが、今年の講座に参加した4人は、風を読みながら、自作の凧を次々と揚げていた。楠木正成の六角凧を作った野田市の吉村光代さん(57)は、「凧を自分で作ることができると聞いて、挑戦した。和紙に絵を描くのも楽しかった」と、空へと昇る凧に満足そう。
 講座は、この日の凧揚げも含め、全6回。日本の凧の会の石栗照平さん(78)が講師となり、1月下旬から生涯学習センターで開かれた。4人はまず、凧の骨にする竹ひごを小刀で削り、バランスを調整。次に、和凧の様々な図案の中から好みの絵を選び、和紙をその上に敷き、図案をなぞるように筆で輪郭を描いた。
 石栗さんは時折、「手が震えても味のある線になるよ」「凧からはみ出すくらい大きく描いた方が、空に上がると大きな絵になる」などとアドバイス。さらに染料で彩色をほどこし、ひもを調整して、凧を完成させた。
 講師の石栗さんは、50代半ばで和凧に出会い、子どもも大人もみんなで楽しめると、どっぷりはまった。約20年前に野田市へ移り住むと、一緒に遊べる仲間を作ろうと、和凧作りの講座などに取り組んできた。「凧作りは、常に挑戦。同じ凧を作っても同じように揚がらない。和紙の選び方、竹ひごの強度など、工夫することがたくさんある」と、その魅力を紹介する。
 和凧作りについての問い合わせは石栗さん(090・4749・0299)。

「ふるさと」へ凱旋
横綱 豊昇龍、柏でパレード

沿道の市民らに笑顔で手をふる豊昇龍関=柏市

 大相撲初場所で優勝し、横綱に昇進した豊昇龍関(25)を祝福するパレードが、2月16日、高校時代を過ごした柏市であり、約2万5千人の市民・ファンが沿道からお祝いの声をかけた。
 豊昇龍関はモンゴル出身。中学卒業後に来日し、日体大柏高校へ進学した。当初はレスリング部だったが、大相撲を国技館で観戦したことをきっかけに、相撲部に移り、相撲の道へ入った。
 パレードは、柏駅西口のあさひふれあい通りの約220㍍と、東口のハウディモールなど約440㍍であった。沿道を埋め尽くす市民らで作られた「花道」を、豊昇龍関は人力車に乗って手を振り、時には握手しながら、あふれんばかりの笑顔を見せていた。
 豊昇龍関は「(柏は)日本のふるさと。横綱になれたのは、みなさんの応援のおかげです。これからもしっかり頑張ります」と感謝していた。  

SDGs わが街の一歩 持続可能な開発目標49

柏のスタートアップ企業
電気自動車普及へ充電制御

Yanekaraの吉岡大地COO(写真中央)

 電気自動車の充電のタイミングを自動制御することで、電気自動車の導入・維持費を抑えようという実証実験を、東大発のスタートアップ企業Yanekara(柏市)が、柏市の協力で1月から始めた。
 同市の電気自動車の充電ケーブルに取り付けられたコントローラーが、一定の電力を超えないように各自動車を順番に、さらに電力の市場価格が安い時間帯に、充電する。制御はインターネットを通じて行われる。
 多数の電気自動車を一斉に充電し、一定の電力を超えてしまうと、高圧受電設備の設置が新たに必要になるという。吉岡大地COOは「初期投資や維持費を抑えることで、電気自動車の普及を促進し、カーボンニュートラル実現に貢献したい」と話している。

柏・長全寺で子ども食堂
NPO、100食分届ける

子どもたちに弁当を配布=柏市長全寺

 子どもたちにおいしい食事を届けようと、NPO「ワーカーズ・コレクティブういず」(北田惠子代表)は1月26日、柏市の長全寺で子ども食堂を催し、100食分の弁当とお菓子、米などを、訪れた家族に手渡した。
 ういずは、普段は大津ケ丘や松葉町を中心に、子育て支援や高齢者生活支援などの活動をしているが、3年前から柏ライオンズクラブの協力で、同寺でも年初に子ども食堂を開いている。今年は、とんかつ弁当が用意され、子どもたちは弁当やお菓子を受け取ると、笑顔で「ありがとう」とスタッフに感謝していた。
 北田代表は「ライオンズクラブや食品会社などからの寄付があって、子どもたちに食事を届けることができ、感謝しています。これからも、続けていきたい」と話していた。  

れすか文化サロン3月の参加者募集

天声人語朗読会   
 天声人語の内容について深めながら、声に出して読むことで脳を活性化。講師は朗読グループ「美宙(みう)」主宰の三浦喜代子氏。

3/21(金)
講師 三浦喜代子氏
◆10:00~11:00
◆定員10人
◆受講料1,000円(資料代含む)

現代俳句教室    
 本紙の人気コーナー「れすか句会」でおなじみの研生英午氏が現代俳句をわかりやすく解説。

3/27(木)
講師 研生 英午氏
◆10:00~12:00
◆定員8人
◆受講料2,000円(資料代含む)

ギター教室(初級編)   
 ギターの弾き方、押さえ方、基本的なコードを覚えつつ、曲のレパートリーを増やしていきます。講師はギタリスト田中秀樹さん。

3/8・29(土)
講師 田中秀樹氏
◆13:00~14:00
◆定員:3人
◆2回で8,000円(資料代込み・振替日応相談)

健康体操教室     
 毎日少しのストレッチで健康増進に一役。筋力をアップし、自律神経を整える運動をご一緒に。腰痛・膝痛の方にも好評。

3/13(木)
講師 荒井 智晴氏
◆10:30~11:30
◆定員10人
◆受講料1,000円

申し込み 朝日れすか編集室 TEL 04-7143-4021
柏市旭町1−4−19吉野ビル3階(柏駅西口徒歩3分)
平日10時~17時。定員になり次第、締め切り。

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