れすか句会
主題「女身」
主席 百年を生き抜き女身臥竜梅
(白井市)中宮 順子
次席 見開きの裸婦にあふるる新樹光
(松戸市)飯島 昭子
三席 ふと遠き妻うつりたる女身かな
(鎌ケ谷市)佐藤 弘
【選評】
一席の句は「女身」の持つ生命力を「臥竜梅」に見立てたのが見事。次席の「見開きの」の句は「裸婦」の溢れるばかりのエロスを「新樹光」と配合したのがいい。三席の「ふと遠き」の句は「女身」に「妻」の記憶に重ねているのが、詠手の孤独を浮き彫りにしていよう。 選者 研生英午(みがきえいご)
【募集】
5月の主題は「荒磯」「少女期の荒磯どこもかしこも荒磯 松本 恭子」4月26日(金)消印有効。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。