れすか句会
主題「新幹線」
主席 新幹線の音を聞いてる捨案山子
(白井市)中宮 順子
次席 名月ものせて故郷へ新幹線
(流山市)永田 くみ子
三席 新幹線の嘴ひろき小春かな
(松戸市)夢野 うらら
【選評】
主席の句は、「聞いてる」が口語だが、無駄な「捨案山子」と「新幹線」を対置しているのが上手い。次席の句は「新幹線」のスピードを書くのではなく、日本中何処からでも見える「名月」に着目し、「故郷」への土産にしたのがいい。三席の句は「小春」の中を走る「新幹線」の様態を「嘴ひろき」と書いたのがユニークだ。 選者 研生 英午
【募集】
1月の主題は「隠れんぼ」。「隠れんぼの穴から暮れてゆくふるさと 上田 良子」12月25日(月)消印有効。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。