れすか句会
主題「風呂敷」
主席 広げたる大風呂敷や青田風
(野田市)春山 武雄
次席 風呂敷に酒のなで肩つつむ春
(松戸市)夢野うらら
三席 風呂敷に双子の如く新酒かな
(白井市)中宮 順子
【選評】
主席の「広げたる」の句は「青田風」の季感と「大風呂敷」の伸びやかさがうまく呼応している。次席の「風呂敷に」の句は新酒の出てくる時季の優しい空気感を「なで肩」という語に「つつむ春」という語を配合し、うまく表している。三席の「風呂敷に」の句は「新酒」の時季の和やかな季感を「双子」という語で的確に言い当てた。 選者 研生 英午
【募集】
6月の主題「米」。「一人分の米白々と洗ひあげたる 尾崎 放哉」5月26日(金)消印有効。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。