れすか句会
主題「靴」
主席 霜月の黒靴ひかる通夜の客
(松戸市)夢野うらら
次席 遠き日の冬連峰や登山靴
(流山市)山田 良光
三席 靴の中に紛れてをりぬ冬の蝶
(白井市)中宮 順子
【選評】
主席の句は「霜月の黒靴」と「通夜」の対比が効いている。次席の句は靴棚に残っている「登山靴」に若き日の登山を懐かしんでいる。詠み手の老いを爽やかに表していよう。三席の句は動きの鈍くなった「冬の蝶」の季感をうまく表している。 選者 研生 英午
【募集】
1月の主題「戦後」。「吊革に下がり戦後の続きおり 櫻井 ゆか」12月26日(月)必着。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1?4?19?3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。