れすか句会

過去の話題一覧

主題「焼物」


主席 陶磁器の冷たさに触る夜の厨

(我孫子市)小林 菊江

次席 手捻りの一輪挿しや吾亦紅
(流山市)永田くみ子

三席 冬ざるる水琴窟の底の闇
(野田市)鈴木 弘子


【選評】
   主席の句は季語を表に出さずに、冬の季感をうまく表している。次席の句は茶の湯をやられている方だろう。「手捻り」と「吾亦紅」で野趣に富んだ感じを上手く表した。三席の句はこれも冬の季感を上手く表しているが「底の闇」という詠みが気になった。「夜深き」くらいの方が奥行きが出ただろう。    選者 研生 英午


【募集】
 12月の主題「靴」。「天上に川あるごとく靴流る 和田 悟郎」11月25日(金)必着。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。

Copyright(C) 2012 RESUKA Inc. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.

朝日れすかPLUSのホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップへ