れすか句会
主題「河」
主席 玉虫の胸に飛び入る山河かな
(柏市)逸見 真三
次席 葦原の河岸に朽ちゆく小舟かな
(我孫子市)小林 菊江
三席 利根川を跳び越えてゆく青蛙
(鎌ケ谷市)佐藤 弘
【選評】
主席の句は「玉虫」と「山河」が逆転している視点がいい。「皿の魚めぐりて腐る昼夜かな」これは僕の句です。次席の句は寂寞とした風景と長い時間の経過を捉えて味があります。三席の句は「青蛙」の勢いが手に取るように分かります。リアルの表現が説明的でなく伝わります。 選者 研生 英午
【募集】
10月の主題「自転車」。「自転車のどこに置いても陽のあたり 榎木 輝男」9月27日(火)必着。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。