れすか句会
主題「葉書」
主席 何処へでも行ける葉書や雲の峰
(鎌ケ谷市)佐藤 弘
次席 最果ての町の消印流れ星
(松戸市)夢野うらら
三席 押し花を添えたるハガキ母情かな
(流山市)大石 優
【選評】
主席の句は夏空の伸び伸びした感じと「葉書」の軽味をうまく表している。次席の句は「最果ての町」から来る便りを「流れ星」に見立てた。美しい句だ。三席の句は「母」からの「ハガキ」の優しさを「押し花」でうまく表した。ただ「ハガキ」がカタカナなのはどうしてだろう。漢字の葉書が硬い印象をもたらすならば、ひらがなの方がいいのではないか。
【募集】
10月の主題「日暮」。「どこからか母きて坐る日ぐれどき 津沢 マサ子」9月27日(月)必着。投句は葉書一枚につき3句まで(未発表作品に限る)。〒277―0852 柏市旭町1―4―19―3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。