奥山恵さんおススメの本

過去の話題一覧

児童書店店主・「日本児童文学」編集長奥山恵さんオススメの
今月の3冊

『足音がやってくる』マーガレット・マーヒー 作/青木由紀子 訳 佐竹美保 絵/岩波書店/726円
  大叔父の死をきっかけに、幼いバーニーに金髪の少年の幽霊がとりついてしまいます。その足音が少しずつ近づいてきて……。一族につたわる不思議な血筋をめぐる、怖いけれど、最後は温かい名作。(小学校高学年から)


『さくららら』 升井純子 文/小寺卓矢 写真/アリス館/1,540円
 北海道の4月。雪が積もる山の中で「わたしは いるよ」と語りだす桜の木。日本で一番遅く咲くチシマザクラの開花までを美しい写真で追った絵本。遅くたっていいんだよ、と思える一冊。(幼年から)


『すみれちゃんは一年生』 石井睦美 作/黒井健 絵/偕成社/1,100円
 一年生になったすみれちゃんは、「おねえさん」になったと大はりきり。でも、家では妹のかりんちゃんのめんどうを見て、学校でも心配事がいろいろ。すみれちゃんのゆれる心が伝わってきます。(小学校低学年から)

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