奥山恵さんおススメの本
児童書店店主・「日本児童文学」編集長奥山恵さんオススメの
今月の3冊
『せんそうがやってきた日』ニコラ・デイビス 作/レベッカ・コッブ 絵 長友恵子 訳/鈴木出版/1,650円
子どもにとって戦争は、ある日突然やってきて、逃げのびても難民となって暮らさなければならないことも……。けれど、どんな子どもでも、学ぶための椅子を持っていてほしい。そんな現実と願いが描かれた絵本です。(幼年から)
『めいたんていサムくんとなぞの地図』那須正幹 作/はたこうしろう 絵/童心社/1,210円
赤ちゃんの頃から使っていたタオルケットの匂いをかぐと頭がさえてくるサムくんを中心に子ども探偵団が活躍するシリーズ最新作。(小学校低学年から)
『俳句部、はじめました』神野紗希 著/岩波書店/1,595円
「俳句甲子園」をきっかけに俳人の道へ進んだ著者の経験をもとにした、俳句ガイドブック。地球、命、学校、性などさまざまなテーマの俳句を紹介し、季語の魅力や具体的な俳句の詠み方を教えてくれる一冊。(小学校高学年から)