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朝日新聞柏支局長のコラム

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 音楽の街、柏市のイベント「柏 de 吹奏楽 PARTY(ぱ~り~)♪!」を取材した。コロナ禍で無観客だが、市民を元気づけようと、オンラインで中高大学生が音色を届けた。ところで、タイトルの「PARTY」の読み方はなんで「パーティー」ではなく「ぱ~り~」なのだろう?
 「若者の間では、パーティーのことを『ぱ~り~』と言うそうです」。記者会見で、秋山浩保・柏市長が理由を教えてくれた。そういえば、アメリカ人が発音すると「パーティー」が「パアリイ」と聞こえることがある。パーティーなどに参加して、騒ぐのが好きな若者のことをさす「パリピ」(パーティーピープル→パーリーピーポーの略)という言葉も生まれた。
 「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)にノミネートされた30語が発表された。「愛の不時着」「鬼滅の刃」といった大ヒットドラマやアニメのほか、ゲームソフト「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」などが並んだ。圧倒的に目立つのは新型コロナウイルス関連の言葉だ。
 「ステイホーム」「クラスター」「3密」「PCR検査」などが候補にあがり、複雑な気持ちになったとの声を聞いた。私もそう思う。来年は「コロナ終息」が候補にあがることを願うばかりだ。

朝日新聞柏支局長 石原剛文

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