われら太陽王
痛っ6戦白星なし
細谷奮闘クリス復活へ
J1リーグ第17節の5月29日、柏レイソルはホームに北海道コンサドーレ札幌を迎え、1―2で敗れた。4月24日の徳島ヴォルティス戦から6試合、勝利から遠ざかっている。ここで代表戦のための中断に入った。
札幌戦は前半19分、札幌が先にCKのチャンスを生かし、MF小柏剛のゴールで先制。負けずにゴールを狙うレイソルは35分、PKのチャンスを掴むとFWクリスティアーノが冷静に決め、レイソル歴代トップとなるリーグ戦67ゴール目を挙げた。記念すべきゴールで喜びに沸くチームだったが直後の40分、札幌に勝ち越しゴールを奪われた。
追いかけるレイソルは後半、MF江坂任、FW細谷真大を投入し猛攻を仕掛ける。19歳のストライカー細谷は巧みに裏に抜け出す動きと前線からの守備でチームに貢献。決定機をいくつか作ったものの、ゴールは遠く、痛い黒星を喫した。
試合後ネルシーニョ監督は「細谷は前線に入ったボールをうまくキープしながらタメを作ってくれた。そうしたことにより、後半のボールの支配率はボリュームだけをいうと前半を上回ったのではないかと思う」と若き太陽戦士を評価した。
栃木シティFCとの天皇杯2回戦は6月9日ホーム日立台で行われ、ここでもクリスティアーノがゴールを決め、3―0で勝利。3回戦へ駒を進めた。