
モダンジャズを代表するサックス奏者、ジョン・コルトレーンが生まれたのは1926年9月23日。そうです、今年は彼の生誕100年なのです。彼の代表作といえば『至上の愛』(1965年)や『ジャイアント・ステップス』(1960年)、『マイ・フェイヴァリット・シングス』(1960年)、さらには『バラード』(1963年)を挙げる方が多いと思いますが、私は唯一無二の歌ものアルバムといわれる『ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン』(1963年)が大好きでした。名演として名高い「My One and Only Love」や「Lush Life」は何度聴いたことでしょう。
そして、生誕100年記念のトリビュート作品として、この作品に捧げたアルバムが、現代の最高峰と言っても過言ではないサックス奏者、ブランフォード・マルサリスのカルテットと、グラミー賞を5度も受賞しているジャズ・ヴォーカルの女王、ダイアン・リーヴスで実現したのです。ブランフォード・マルサリスは、ポピュラー系では、スティングの名盤『ブルー・タートルの夢』に参加し、レコーディングやツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画にも出演。あのサックス・プレイに痺れたファンも少なくないことでしょう。
暑さ寒さも彼岸までといいます。暑さの癒えた秋の夜長に、ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマンに捧げた珠玉のジャズ・ヴォーカル・アルバムはいかがでしょうか。

