わんぱく相撲、松戸で復活 62人が土俵で熱戦

4年生男子で相手を投げ飛ばす稲葉豪健=松戸市

 子どもたちが土俵で体と技をぶつけ合う「わんぱく相撲」の地区大会が、東葛でも流山、松戸、柏、野田で開かれた。4~6年生の男女の優勝者は、6月22日に成田市で開かれる千葉ブロック大会に出場し、男子は8月の、女子は9月の全国大会を目指す。
 わんぱく相撲in松戸場所は5月24日、松戸市の運動公園相撲場で開かれ、幼児から小学6年生までの62人が、土俵の上で熱戦を繰り広げた。
 同市で、全国大会につながるわんぱく相撲開催は久しぶり。主催した松戸青年会議所は「松戸出身の琴櫻関の活躍で、松戸でも相撲が盛り上がっているなか、子どもたちに相撲を通し、礼を学び、思いやりをはぐくんで欲しい」と、復活への思いを説明する。
 4年生男子で優勝したのは稲葉豪健。決勝では、右足を相手の左足にすばやくかけ、一気に引き倒した。ふだんはレスリングやキックボクシングなど格闘技をしており、「土俵はマットと違ってすべらないので、やりやすかった」と楽しそうだった。
 5年生女子の優勝は峯葵央葉。土俵際で粘る決勝の相手を、右上手で投げ飛ばした。レスリングに取り組んでいて、「相撲は膝をついたら負けなので、そこを注意した。優勝できてうれしい」と笑顔をみせた。
 6年生男子は、有泉青惺が相手を力強く押し出し、県大会への切符を手にした。相撲を始めたのは年中の時。大人と一緒に自宅で相撲を見ているうちに、松戸市相撲連盟の子ども向けの練習に加わるようになった。今も週2回の練習を欠かさない。「相撲の面白さは、チームスポーツと違って、一人ひとり鍛えたことが、そのまま結果に出ること」という。わんぱく相撲全国大会には、4、5年生の時、ブロック大会を勝ち上がって出場した。今年は「ベスト8を狙いたい」と抱負を語った。  
優勝者は次のみなさん。
【男子】 4年 稲葉豪健▽5年 髙橋芳之▽6年 有泉青惺
【女子】 4年 高橋叶▽5年 峯葵央葉

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