
我孫子の魅力を多くの人に知ってもらいたい――。市立我孫子第四小学校の6年生が挑戦したのは、デジタルスタンプラリーだった。みんなでチェックポイントを決め、景品も手作り。宣伝用のポスターも作った。そして2月6日から「我孫子にComeOn!!」をスタートさせた。期間は3月1日まで。
「我孫子にComeOn!!」は、我孫子市観光アプリ「あびこ巡り」に備わっているデジタルスタンプラリー機能を活用。我孫子駅から徒歩30分圏内の観光ポイントや名店15カ所を巡り、設置されたQRコードをスマホで読み取り、スタンプを集めてもらう。「総合的な学習の時間」を使い、同小の6年生全5クラスで作り上げた。
きっかけは、我孫子市の人口が減少局面に入ってきたことだった。危機感を覚えた子どもたちは、我孫子市役所の職員から話を聞いた。「まずは、多くの人に我孫子を訪れてもらい、魅力を知ってもらおう」。各クラスから集まった10人で作る「我孫子救い隊(A.S.T.)」が、各クラスの意見を集約・調整しながら、「デジタルスタンプラリー」へと動き出した。A.S.T.の鈴木結望さんは「スタンプラリーは、紙かデジタルか、迷ったが、デジタルの方が道に迷わず目的地まで行きやすいと考えた」と説明する。
15のチェックポイントは各クラスから候補を挙げてもらい、「我孫子の魅力を伝える、我孫子ならではの場所に絞り込んだ」(阿曽佑衣子さん)。手賀沼湖畔の「手賀沼公園」や「白樺文学館」といった名所だけでなく、我孫子駅構内にある駅そばの名店「弥生軒」、子どもたちにも人気の「ミート大山」なども入れた。
アプリに載せる説明文も必要。2クラスで手分けし、「お店や施設の魅力を分かりやすく伝え、キャッチコピーもインパクトのあるものをと考えた」(本宮さくらさん)。
景品は、スタンプ5個でお店からのプチギフト。8個で子どもたちの手作りカレンダー、または、すごろく。完全クリアとなる15個で、我孫子市のマスコットキャラクター「手賀沼のうなきちさん」を使った子どもたち特製のトランプをゲットできる。「『小学生が作ったけど、クオリティー高いよね』と言われるようなものにした」(遠藤はるひさん)という。
そして2月6日から、我孫子にComeOn!!の運用が始まった。草場晴仁さんは「以前はみんな、『我孫子に魅力なんかない』と勘違いしていたけど、いろいろ調べたら、ないんじゃなくて、知られていない、ということが分かった。我孫子にComeOn!!を作って、面白かった」と振り返る。
景品の引換所になっている我孫子インフォメーションセンター「アビシルベ」には、利用した人から「子どもたちが考えたんでしょ。楽しかった」などの反応が届いているという。「総合」の授業の取りまとめを担当した戸沢日奈絵教諭は「子どもたちにはこれからも、我孫子を大切に思い、地域の活性化にかかわってもらえたらうれしい」と話している。
アプリ「あびこ巡り」やスタンプラリーの詳細はアビシルベのサイトで。







