
シーズン前半を終え、負けた数は3。順位は4位。柏レイソルは5月31日のホーム、ヴィッセル神戸戦で1―3と敗れたものの、上位でシーズンを折り返した。
神戸戦でレイソルは、相手の強いプレッシャーのなか、前半18分と40分、警戒していたセットプレーから失点。試合終了間際にも、ダメ押しされた。
一方のレイソルは、3バックの右を守る原田亘が積極的に前線に駆け上がり、相手を揺さぶった。前半26分、久保藤次郎からの折り返しを相手ペナルティエリア内に入った原田が、ノーマークで受け、ゴールに蹴りこんだ。同点に追いついたものの、追加点を奪えず試合は終了した。
2025年シーズンは、この試合で前半19試合を終え、9勝3敗7分けで、4位につけた。敗戦数3は、川崎フロンターレと並ぶリーグ最少。ボール保持率はリーグ1位の58・8%。
リカルド・ロドリゲス監督はシーズン前半を振り返り、「我々は3敗しかしていない。今の順位は高く評価でき、リーグ優勝を目指す位置にいる。優勝を狙って戦いたい」と誓った。
選手も手応えを感じている。久保は「チームとして成長している実感もあったので、これからどれだけブーストをかけられるかが大事」と語った。
天皇杯、2回戦敗退
柏レイソルは6月11日、天皇杯2回戦をホームで東洋大学と戦い、延長の末、0―2で敗れた。
瀬川祐輔ら3人加入
柏レイソルはシーズン後半に向けた補強を発表した。川崎フロンターレからMF瀬川祐輔(31)、北海道コンサドーレ札幌からDF馬場晴也(23)、アルビレックス新潟からFW小見洋太(22)が加入する。FW木下康介(30)は、サンフレッチェ広島に移籍する。
ルヴァンカップ、8強入り
柏レイソルは6月8日、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦をホーム日立台で東京ヴェルディと戦い、2―1で逆転勝利を収めた。第1戦は3―0で完勝しており、2戦2勝で8強に進んだ。
この日は、前半43分に先制されたが、後半5分、渡井理己のシュートで同点。26分には、中川敦瑛が右サイドをドリブルで駆け上がり、そのクロスに垣田裕暉が頭で合わせ、逆転した。
準々決勝は9月3、7日で、横浜F・マリノスとホーム&アウェイで戦う。