手賀沼のぞむ丘に太鼓の音 再生した林でダイナミックな響きの競演

 手賀沼をのぞむ丘で5月25日、「手賀沼太鼓サミット」が開かれ、太鼓の音が古墳や中世の城址のある林に響き渡った。
 参加したのは、手賀沼周辺エリアにある和太鼓の9団体。それぞれの演奏や合奏があり、訪れた人たちを楽しませた。
 会場の丘の林は、以前は人手が入らずに荒れていたが、周辺で活動する地域の3団体が、下草刈りや倒木の片づけなどをして整備。「北星照ラス」と名付けられ、昨年、初めて太鼓サミットが開催された。
 実行委員長を務めた我孫子和太鼓愛好会代表の露崎章さんは「ここでしか味わえない音の響きがある。竹に反響し、奥行きのあるダイナミックな音になり、太鼓の良さを引き出してくれる」と、自身も演奏を楽しんでいた。
 前夜の24日夜に前夜祭を開き、和太鼓奏者の中嶋初穂さんらがステージに立つ予定だったが、雨のために25日夕に予定を変更。この日の最後を中嶋さんの力強い太鼓の響きが締めくっくた。

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