
子どもたちや中高生が本に親しんだり、自分らしく過ごしたりできるスペースが、柏市のJR柏駅東口にある子ども・子育て支援複合施設「TeToTe」にオープンし、人気だ。
4階に「本の広場」、5階に「中高生の広場」が、昨年末できた。ともに広さは約370平方㍍。
「本の広場」には、小学生向けを中心に、未就学児から中学生までを対象にした、約5千冊がそろう。大型絵本や市内の小学生が選んだ小説などのほか、楽しく学ぶきっかけになる漫画も並ぶ。折り紙が用意されたテーブルのそばには、初心者向けから上級者向けまでの、折り紙の本も。
奥にはゴロ寝エリアがあり、子どもたちはくつろぎながら本を読むという。市の担当者は「貸し出しはしないので、人気の本でも棚にあればすぐに読むことができる。子どもたちに、安心、安全な放課後の居場所を提供し、本に親しんでもらいたい」と話す。
利用は中学生までで、柏市外の子どもでも可。
「中高生の広場」は、家庭や学校以外に、中高生が自分らしく過ごせる「第三の居場所」として利用してもらう。学習エリアのほかにも、おしゃべりや約40種類のボードゲームを楽しめるスペースもある。大学生スタッフらが生徒たちを見守り、時には話し相手にもなる。塾に行く前に利用したり、友達と一緒の時間を過ごしたりと、様々な使われ方がされており、休日には約170人が訪れる日も。
利用は中高生だけで、登録が必要。市外の学生も可。