(Dr.飯島のスポーツ医学Q&A)「ボールが指に当たってから痛い」

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●突き指 ①

Q.体育の授業中、バレーボールのトスをしようとしたら、ボールが指先に当たり痛みが走りました。そのままプレーを続けていると、徐々に腫れが強くなり、指の先端が伸びないのに気がつきました。   (中学2年女子)

今回から、突き指について、症状や治療法、予防法などを3回に分けてお話します。

A. 突き指というのは、指のケガの総称で、様々な種類があります。打撲や捻挫といった軽症のものから、骨折や脱臼、腱断裂、靱帯損傷など重症のものまであるため、なにより自己判断しないことが大事です。突き指には代表的なものが2つあります。今回はその1つ第一関節に起こるマレット指の症状について解説しましょう。

 代表的な突き指の1つ、マレット指は槌指(つちゆび)と言われるものです。野球、バレー、バスケットなどの球技に多く見られ、手のスポーツ外傷の約半数を占めます。ボールが指の軸方向(縦方向)に当たった場合に起こります。こうなると、指を伸ばす腱(伸筋腱)が引っ張られて切れたり、一番先の骨(末節骨)が剥離骨折を起こしたりして、第一関節が伸びなくなります。このようにマレット指にも、腱断裂と剥離骨折の2つのタイプがあるのです(図)。マレット指の症状には、第一関節の腫れ、痛み、圧痛があり、指は曲がったまま、自分で伸ばそうとしても伸びません。

 次回は、マレット指の治療ともう一つの代表的な事例の第二関節に起こる骨折についてお話します。

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