(Dr.飯島のスポーツ医学Q&A)「足の甲が痛い!」

●中足骨の疲労骨折 ②

Q.体育の授業でマラソンが始まり、毎日4㌔ほど走りこむことになったのですが、足の小趾側の甲が痛み始めています。      (高校3年女子)

 今回は、疲労骨折の治療と安静期間についてお話します。

A.骨折の診断はレントゲンで分かります。ただ疲労骨折の場合、痛みが出てすぐだと骨折かどうかはっきりしないことが多いです。ですから1回目のレントゲンで何もなかったとしても、症状が続くようなら1~2週間後に再度レントゲン検査を行うか、MRI検査を行ったほうがいいでしょう。

 疲労骨折の治療と安静期間について

『第二~第四中足骨』の場合 治療はスポーツを禁止し安静が大事です。上半身の体幹系のトレーニングは構いません。安静期間は一般的に4~8週間です。治療にはインソール(足底板)を作って足にかかる衝撃を軽減させることが有効で、当院では平均安静期間は6週間です。インソールは再発の予防にもなるのでおすすめです。このタイプの疲労骨折は安静だけで、ギブスや松葉杖は必要ありません。

『第五中骨折』の場合 治療はギブス固定を行い、松葉杖を使って足が地面に着かないようにします。ギブス固定期間は5~7週間必要で、ギブスを外してからはリハビリを行います。安静期間は2~3カ月と長く、それでも骨がつかない場合があります。
 骨がつかなかったり、再発した場合は手術をしたほうがいいでしょう。手術は、骨の中にスクリューを入れて固定する方法が主流です(=写真)。ただ、成長線が残っている方はできません。この手術を行った場合、術後6週でジョギングを許可し、8週でジャンプ、ダッシュ、10週で完全復帰可能となります。

タイトルとURLをコピーしました